365日の花束

あなたが去年の誕生日にくれた時計を見るたび
悲しくなるから捨ててしまおう そんな風に気持ちも捨てられたら
憎むくらい嫌いになりたい そしたらきっと楽だったよね
最後まで優しい顔した あなたはずるいよね

忘れる勇気も強さも全て私にはいらないから
だからもう一度 最後に一度 その手に触れたい あなたに会いたい

誕生日じゃなく 記念日でもなく 何でもない毎日に
あなたがいてくれる ただそれだけで本当は幸せだったのに
素直になれずに 優しくなれずに 後回しにしてたのは
いつでも貴方なら大丈夫だと思ってた 馬鹿だよね

ごめんね勝手なことばかりを言って振り回してたね
そんな所も俺は好きだと言ったのは嘘だよね

同じ形の鍵を並べて はじめてのお揃いだね
そう言って笑うあの日のように 隣で眠りたい あなたに会いたい

花束をいつも あなたがその手に抱えてくれていたのに
涙のあとさえも気づけないまま 私は何を見ていたんだろう
好きとも言えずに 嫌だと言えずに 振り返らなかったのは
いつでも二人なら大丈夫だと思ってた 馬鹿だよね

誕生日じゃなく 記念日でもなく 何でもない毎日に
あなたがいてくれる ただそれだけで本当は幸せだったのに
素直になれずに 優しくなれずに 後回しにしてたのは
いつでも貴方なら大丈夫だと思ってた 馬鹿だよね
いつでも貴方なら大丈夫だと思ってた あの時
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