一角獣

夜の橋を渡ると 風に交ざり聞こえる
かたちの見えない一角獣 わたしの代わりに鳴いてる

どうやって言葉にしたらいいのかわかんないよ
一日中かんがえても
誰かに会いたいのにそれが誰だかわかんないよ
あなたじゃないのは確かなはずだけど

読みかけの本があるうちは守られている気がしていた
知らない国の主人公 何度も姿を変えてゆく

どうやって言葉にしたらいいのかわかんないよ
一日中かんがえても
誰かに会いたいのにそれが誰だかわかんないよ
あなたじゃないのは確かなはずだけど

花のかんむりを紡ぎ夏を待っていた
幼きわたしにお別れのキスして

あなたが見せてくれた 夜明けの夢は
わたしの心の いちばん綺麗な場所
一角獣 鳴いたら 迎えにきてよ
ゆめの中 ひとりぼっちのわたしは
ずっとあなたに会いたい
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