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LIVE REPORT

アルカラ

『「嗚呼、決戦は金曜日」 ―ソリッドなのかリキッドなのか―』

2012年06月08日
@恵比寿LIQUIDROOM

サッカー日本代表が白熱した試合をしていた時、ここ恵比寿ではロック界の奇行師・アルカラによるもうひとつの負けられない戦いが行なわれていた。今宵もツッコミ出したらきりがないほどの小ネタ(!?)を散りばめつつも、肉厚なバンドサウンドでオーディエンスをけしかけ、1曲目の「交差点」からアンコールの「ミックスジュース」まで、会場のボルテージは最高潮の状態が続く。稲村太佑(Gu&Vo)と田原和憲(Gu)のスリリングに掛け合わさるギターに高揚し、下上貴弘(Ba)が響かせる重低音が心地良く全身に流れ込み、疋田武史の迫力あるドラミングがいっそうの興奮状態へと誘導する...どれだけ好き勝手に遊んでも、最終的に自分たちの掻き鳴らす音だけでリスナーの感情をこれだけ引っ掻き回すことのできるのだからさすがとしか言いようがない。