Uta-net

ライブレポート

検索

メニューを開く

LIVE REPORT

サンボマスター

『「きみのためにつよくなりたい」ツアー2010』

2010年07月17日
@Zepp Tokyo

SEの「モンキー・マジック」をも掻き消すオーディエンスの大歓声。そのSEに乗り、踊りながらステージインした山口 隆(Vo&Gu)。ギターを抱え、ゆったりしたストロークから徐々に掻き鳴らし...“ファイナルがこんなにギュウギュウで、ありがとうございます! 私たちはやる気です! 準備はいいかー!”と爆発。そして一発目、いきなり会場一体になっての“世界をかえさせておくれよ”コール! シンガロングが方々から起こり、それはまさに世界が変わった瞬間。絶好調で“ロックンロール”コールもぶっ放し、“今日はここ、お台場を世界で一番ロックな場所にしましょうぞ!”と、その無尽蔵なエネルギーでもってどんどん熱狂の渦へと突き進んでいくのだった。話は少し逸れるが、このツアーを行なうことになったアルバム『きみのためにつよくなりたい』はサンボマスター3人だけでスタジオに入り、よりクリエイティビティに、より生の感情で作られた、いろんな衝動が詰まった作品だ。だから、そこに詰まっている楽曲は様々な力を持つ。近藤洋一(Ba)によるシンセの電子音がダンスタイムを生み出した「スローなディスコにしてくれ」。ギター1本で本編中最もソウルフルに感情を響かせた「ラブソング」。冒頭のようなアップナンバーは言うまでもなく、ダンスナンバーでは踊り、バラードでは声も上げずに聴き入る。それは紛れもなく、この会場に集まった2800人の生の感情があふれ出した結果のものだろう。そして、山口は“俺たちは光を見にきたんだ!”と様々な感情を飲み込み、2800人の思いを引き連れ「光のロック」をぶっ飛ばす。希望に満ちたサンボマスターのロック。ライヴを観終えた後、こんなに体から力が沸き起こるような感覚は初めてだった。