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LIVE REPORT

Hi-STANDARD ライヴレポート

【Hi-STANDARD ライヴレポート】 『PRE-AIR JAM SHOW 18』 2018年9月4日 at 新木場STUDIO COAST

2018年09月04日
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9月9日の『AIR JAM 2018』開催目前に、新木場STUDIO COASTで行なわれた『PRE-AIR JAM SHOW 18』。2017年に開催した『THE GIFT TOUR』以来、約9カ月ぶりとなるHi-STANDARDのライヴを見届けるべく全国のファンが集結したこの日だが、当日、日本列島には台風が直撃。多数のファンが会場に辿り着けなかったことを嘆く3人は、来れなかった人にまで届けと渾身のパンクロックを鳴らす! 最新型のハイスタは『AIR JAM』に向けてアイドリング万全だ。

難波章浩(Vo&Ba)の開会宣言とバンド紹介で始まった『PRE-AIR JAM SHOW 18』。ゲスト出演したSHADOWSは“ここでやれるのがどんなすごいことか? バンドやってる奴なら分かるだろ?”と自ら掴み取った夢を最高のかたちで具現化すべく、一曲一曲完全燃焼するような重厚なサウンドと熱いシャウトで沸かす。

台風にも負けない勢いで序盤から飛ばし、会場を瞬時に沸点超えさせたHi-STANDARDは「The Gift」で等身大を見せ、「FIGHTING FISTS, ANGRY SOUL」で色褪せぬパンクスピリッツを見せてと新旧織り交ぜた楽曲で最新型のハイスタを惜しげもなく見せつける。

“『THE GIFT TOUR』でもやらなかった、2000年前後もあまりやった覚えのない曲です”と「Please Please Please」を披露したり、新曲を軸とした『THE GIFT TOUR』とも異なる、自分たちがやりたい曲を選んだ感のあるセトリも最高だったし、ライヴハウスという狭い空間でバンドや3人の状態の良さがビシバシ伝わってきた自由度の高いステージも最高!

台風で来れなかったファンに“みんな悔しがってたぜ、俺も泣きたかったよ”と難波が言葉を送り、来れなかった人の分まで声をあげて合唱した「Free」、全てのファンに贈る「Dear My Friend」を披露すると“世代を越えてつながっていきたい”と、現在のハイスタが掲げるテーマを語る。最新型のハイスタがどんどん更新されていき、それを見届けることが出来るのが本当に嬉しい。

撮影:Teppei Kishida/取材:フジジュン