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LIVE REPORT

SCANDAL

『SCANDAL LIVE TOUR 2011 「Dreamer」』

2011年06月08日
@Zepp Tokyo

SCANDALの全国Zeppツアー『Dreamer』最終日。「ハルカ」や「瞬間センチメンタル」といったヒットシングルをはじめ多彩な曲を盛り込んだセットリストは、1stアルバムの「アナタガマワル」など久しぶりに聴く曲も多く含まれ実に新鮮。アレンジの随所にひと工夫が加えられるなど、ツアーを経てひと回りもふた回りも成長した姿で楽しませてくれた。小さい体の全身で情感をたっぷり込めて歌う姿が印象的なヴォーカルHARUNA(ちょっと髪を切ったか?)。「Want you」では、巻き舌のロックンローラーのように歌う。最後の“センキュッ”もキマっていた。
ステージを縦横無尽に走り回るワイルドな演奏が信条のベースTOMOMIは、「サティスファクション」のファルセットでピョコッと背伸びをしながら歌う姿がなんともかわいい。“どないですか~”というMCもウケていた。
メンバーと頻繁にアイコンタクトを取る姿が印象的だったギターのMAMIは、MCの時のゲームに負けてひとりだけ罰ゲームで得体の知れないドリンクを飲まされた。その後のギターが若干へろへろになるが、すぐさま立て直す。
ドラムのRINAは、「太陽と君が描くSTORY」などポップナンバーの時、客席まで聴こえてきそうなほど大きく口を開けて一緒に歌っていた。黒髪ストレートヘアをファッサ~としながらのプレイは、女子中高生の憧れの的だ。お馴染みの“RINAやで~!!”に会場も沸いた。
観るたびにカッコ良くて、かわいくて、胸を撃つメッセージ性のあるSCANDALライヴ。中でも冒頭3曲の選曲は秀逸。自分にプライドを持つこと、孤独ではないのだということ、そして信じること...歌詞から彼女たちの伝えたい想いが、ひしひしと感じられた。