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LIVE REPORT

真心ブラザーズ ライヴレポート

【真心ブラザーズ ライヴレポート】『FLOW ON THE CLOUD』 2017年12月5日 at マイナビBLITZ赤坂

2017年12月05日
@マイナビBLITZ赤坂

12月5日(火)、マイナビBLITZ赤坂にて真心ブラザーズが『FLOW ON THE CLOUD』ツアー東京公演を開催。今年9月に発売した、最新アルバム『FLOW ON THE CLOUD』のリリースツアーとして全国18箇所で行なわれている今回のツアー。15本目となる東京公演では、ツアーを経て成長したアルバム収録の新曲たちを中心としたセットで、最新型の真心サウンドをたっぷり聞かせてくれた。

“バンドが絶好調でございます!”と桜井秀俊(Vo&Gu)が笑顔で語っていたように、この日の真心ブラザーズは絶好調だった。最新アルバム『FLOW ON THE CLOUD』を引っ提げての全国ツアー東京公演。開演時間になり、サポートメンバーを連れてふらっとステージに登場したYO-KING(Vo&Gu)と桜井は、身構えることもなくギターを担いでひょいっと演奏を始めると、1曲目からダイレクトに胸に響く、圧倒的な歌と演奏で観客の心を掴んだ。

アルバム収録の新曲たちを中心とした、この日のセット。あまり決め事を作らない中でセッション的に作ったという新曲たちはツアーを経てバンドにしっかり馴染み、自然体から生まれる心地良い温度感とビート感を会場に響かせた。「雲の形が変化をした」の歌詞みたいに、雲のかたちが変化するようにさまざまな風景を観せてくれた新曲たち。本当に楽しそうな笑顔を見せながら演奏するふたりののびのびした歌と演奏に心を委ねていると、あまりの心地良さに一晩中でも聴いていたい気分になる。痛快なロックンロールナンバー「アイアンホース」を披露したあと、“ギター弾きながら、足上げてたでしょ? 最初の頃はあんなのやってなかったよね?”とYO-KINGに突っ込まれ、“カッコ良いかなと思って。足つらないように、あのためだけに入念にストレッチしてるから”と返す桜井。そんな何てことないやりとりからも、ふたりがライヴを思い切り楽しんでるのが伝わってきて、こちらも楽しくなってしまう。アンコールでは2017年4月にMB'Sと行なう中野サンプラザ公演の開催を発表。絶好調の真心ブラザーズを見逃す手はない。

撮影:eri shibata/取材:フジジュン

真心ブラザーズ

マゴコロブラザーズ:1989年、早稲田大学の音楽サークルに所属していた桜井秀俊が先輩のYO-KINGを誘い結成。同年、シングル「うみ」でメジャーデビューを果たす。2014 年には25周年を迎え、徳間ジャパンコミュニケーションズへ移籍。同時に真心ブラザーズのレーベルとして“Do Thing Recordings”を立ち上げた。