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LIVE REPORT

SPYAIR

【SPYAIR】 『JUST LIKE THIS 2017』 2017年7月29日 at 富士急ハイランド・コニファーフォレスト

2017年07月29日
@富士急ハイランド・コニファーフォレスト

今年で3回目を迎えた富士急ハイランド・コニファーフォレストでの『JUST LIKE THIS』は、剣闘士のような屈強な男たちがフラッグを掲げ歩き、まるでローマのコロッセオのような雰囲気。気になるオープニング曲は、なんと当日に会場限定発売された新曲「THE WORLD IS MINE」。ゴリっとした太いサウンドと力強いヴォーカルで、《すべては俺たちのもの》と欲望をぶちまける歌詞に客席が一気に沸き立った。また、いつもは終盤の盛り上げ曲として人気の「イマジネーション」を3曲目に演奏し、これまでとは違った展開で期待感を煽る。前半は「ファイアスターター」や「RAGE OF DUST」などの熱いアッパーのナンバーを次々と繰り出し、ファンは休む間もなく一緒に歌い、腕を振り、ステージに視線を送った。

中盤のアコースティックコーナーでは、花道の真ん中で雨を浴びながら「Stand by me」などをしっとりと歌う。スタッフからテントを張ったほうがいいと提案があったそうだが、“みんなと一緒に雨を感じてやりたい”と断ったとのこと。メンバーは叩き付けるような雨を浴びながら、それも演出の一部と言わんばかりに、実に気持ち良さそうにステージを繰り広げた。昨年はヴォーカルVSラップで魅せたマイクバトルコーナーでは、今年はファッションVS筋肉の対決で「BRING IT ON〜Battle of Rap〜」を披露。UZ(Gu)とKENTA(Dr)の見事に鍛え抜かれた筋肉美に歓声が沸く場面も。

また、アンコールでは新曲「MIDNIGHT」を披露し、新たな魅力でファンを惹き付ける。大雨の中で全25曲を全力で熱唱。ファンもずぶ濡れになって一緒に歌い、悪天候をともに乗り越えた一体感で、一生の記憶に残るライヴになった。

撮影:鳥居洋介、三浦知也、中島未来/取材:榑林史章

SPYAIR

スパイエアー:2005年結成。10年8月にシングル「LIAR」でメジャーデビュー。これまでに19枚のシングル、4枚のオリジナルアルバムを発表。東京ドームでのステージをバンドの次なる目標に掲げ、 新たなるフィールドに挑んでいく、いわば“戦への狼煙上げ”となる第1弾シングル「THIS IS HOW WE ROCK」を16年7月にリリース。11月には“戦い”をテーマにした「RAGE OF DUST」をリリース。TVアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第2期OPテーマとして大きな話題を呼び、ロングセールスとなっている。

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