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LIVE REPORT

水樹奈々

『NANA MIZUKI LIVE CASTLE 2011 KING’S NIGHT』

2011年12月04日
@東京ドーム

東京ドーム2デイズの2日目『KING’S NIGHT』は、王冠をかぶりマントをはおった水樹奈々が、城をかたどったセットのてっぺんから空中浮遊で登場する、アクロバティックな演出で幕を開けた。1曲目は「NEXT ARCADIA」。《ようこそ楽園に》や《まさに今始まるストーム》という歌詞が、オープニングにぴったり。“KING’S NIGHTは攻め曲多いよ~みんなついて来てね”。その言葉通り「Silent Blue」「MASSIVE WONDERS」など、前日の『QUEEN’S NIGHT』にはなかったアッパーのナンバーを次々と繰り出す。そんな攻めにファンは休む間もなく手を降り続け、客席は青やオレンジ等さまざまな色のサイリウムで隙間なく埋め尽くされた。ベストアルバム『THE MUSEUM II』収録ナンバーをはじめ、新曲「Synchrogazer」をいち早く披露した他、ラストにはアルパの上松美香をゲストに迎え「SUPER GENERATION-MUSEUM STYLE-」を再現。ベストを超えた最強の選曲に、ファンもきっと唸ったはず。冒頭、気球に乗って会場を回った水樹。そうした演出の各所からは、少しでもファンの近くへとの想いも感じて取れた。実際前半で「深愛」を歌った際は深い表現力で、彼女が差し伸べる手が届きそうで届かない、何とももどかしい錯覚を覚えたほど。また、バックを務める北島健二らのギターから炎が噴き出す演出など、バンドやダンサー陣をフィーチャーしたコーナーもあり、チーム水樹の絆の強さも実感した。“人と人の出会いは運命で、奇跡のようなもの。このライヴは、何年前でも後でもきっと叶わなかった。みんながいる、この時代に生まれて本当に良かった”。2日間で8万人を動員、約8時間、各日26曲ずつ計52曲を歌い切った水樹。この瞬間、新たな伝説が始まりを告げた。

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