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LIVE REPORT

PrizmaX

『PrizmaX Level 2 プリっとブリッツ! 赤坂Priz』

2016年03月14日
@赤坂BLITZ

スターダストのEBiDAN(恵比寿学園男子部)の中で“本格派ユニット”とも名高い彼ら。そんな由縁を、ヴォーカルの黒川ティムと森崎ウィンならではのネイティブな英語、そして抜群の歌唱力を始め、パフォーマンス面では幅広い楽曲とともに培ってきた多様性、挑戦に対する意識や持ち前のポジティブさから感じられたライヴであった。

ステージの幕に5人のシルエットが写し出され、幕が落ちて黒シャツとパンツに煌びやかな金、銀色のジャケットを羽織った5人の姿が現れると、1曲目の「Pleasure」から会場中が大きな歓声と手拍子で迎え入れる。ティムとウィンによる伸びやかなヴォーカルはもちろん、清水大樹よるリズミカルなラップも見どころだ。それぞれのキャラが滲み出たメンバー紹介を挟み、“忘れちゃだめですよ、初心を”(ウィン)と両A面1stシングル「GO!」「Mysterious Eyes」を2曲続けて披露。大樹、島田翼、福本有希の順でそれぞれソロパフォーマンスを見せたあとは、3人揃って息の合ったダンス、続いてティムとウィンのヴォーカル2人が客席を魅了し、再び5人全員が揃うと、ステージ上のプレゼントボックスを手にとりひとりずつ客席にカラーボールを投げ会場を沸かせる。一転して「Never」「I want your love」ではヴォーカルがしっとりと繊細に歌い上げ、ダンサーは楽曲にあわせて表情豊かに踊り、PrizmaXの真骨頂を見せ付けた。

この日はホワイトデーということで、メンバーひとりずつからホリック(PrizmaXのファン)に向けたスペシャル映像も。真面目なのにどこか笑えたり、それぞれのキャラを活かした映像が終わると、青でまとめた新衣装に着替えた5人が登場。映像内でそれぞれが持っていた赤い花を“みんな、いつもありがとう!”とホリックに向けて差し出す嬉しいサプライズで日頃の感謝を伝えた。

パフォーマンスとしてのこの日の見所は、昨年12月のAiiA 2.5 theater Tokyoワンマンライヴで発表されたダブルダッチ。コーナーの前にスクリーンに映し出された練習の映像では、上手くいかないことに音をあげるメンバーの姿も。ダンスはお手のもののPrizmaXではあるが、リズム感、持久力、瞬発力などが必要なダブルダッチの過酷さがうかがえた。まずは、PrizmaXへ指導をしていたダブルダッチの世界チャンピオンREG-STYLEが登場し、その世界レベルのパフォーマンスで盛り上げると、グッズTシャツに着替え、やる気満々のPrizmaXが登場。3カ月間の挑戦の成果を見せるとあって、メンバーのみならず見守るホリックの間にも緊張した空気が張り詰めていた。そんな中、真剣な面持ちでチャレンジするPrizmaXは次から次へと、軽やかにアクロバットなどをキメていく。その姿を観て興奮気味な客席からは歓声が上がる中、技が決まった嬉しさから思わずメンバーがガッツポーズをする場面も! 今回の挑戦を通じてメンバーの絆が深まったのはもちろん、何よりも“ホリックを楽しませたい”というメンバーの想いがホリックへ伝わったことは、会場を包み込む割れんばかりの拍手が示していた。本編の最後は、ウィンが作曲し、有希が作詞を務めた「春空」。語りかけるような歌にパフォーマンスが加わることによって、ホリックを浮かべて書いたという想いがダイレクトに伝わってきた。

そして、アンコールに応えてステージに戻り、ファンキーな「UP<UPBEAT」で再び会場を沸かせ、「HUG & KISS」でハッピーに締め括り...と思いきや、サプライズで東名阪ツアーを開催することを発表! この場で初めて知ったメンバーたちは、ツアーの規模に臆するどころか、さらに士気を高めている。その姿からは、今日のライヴに対する手応えがうかがえた。明治神宮野球場を目標に掲げ、たくましくレベルアップを続ける彼らにとっての通過点もぜひ見届けてほしい。

SET LIST

試聴はライブ音源ではありません。

  1. 3

    Let's prove it!!

  2. 4

    GO!

  3. 7

    I want your love

  4. 8

    Baby Be Mine

  5. 10

    Find The Way~卒業~

  6. <ENCORE>

  7. 15

    UP<UPBEAT

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