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LIVE REPORT

木村カエラ

『KAELA presents GO!GO! KAELAND 2014 -10years anniversary- 「Poppin’PARK」』

2014年10月26日
@横浜アリーナ

デビュー10周年を記念する2デイズライヴを横浜アリーナにて開催。初日の25日は“Rockin'ZOO”、2日目の26日は“Poppin'PARK”と名付けられ、木村カエラのロックサイドとポップサイドの珠玉の楽曲を揃えたライヴとなった。“Poppin'PARK”と名付けられたこの日は遊園地のようなセットが組まれており、一歩踏み込んだだけでドキドキワクワクしてしまうような空間が広がっていた。

そんな中、虹色の衣装に身を包んだカエラが登場し、1曲目の「Butterfly」が始まると、華やかな空気が会場を包み込む。その後も新旧織り交ぜたポップチューンを繰り出し、ダンサーが出てきて一緒に踊ったりと、ショーのような盛り上がりも見せた。また、それをより一層引き立てていたのは、今まで関わったMVの監督たちが手掛けるカラフルで遊び心に富んだ映像だ。そして、それらの演出の中心にあるのは、当時も今もカエラが唯一無二のセンスで作り上げてきたさまざまな“ポップ”だった。

アルバム『MIETA』を12月17日にリリースすることをアンコールで発表すると、この日はダブルアンコールにも応え、“よ~し、これからも頑張るぞ!”と「happiness!!!」で締め括ったカエラ。2日間に渡ったライヴだが、「Butterfly」と新曲「TODAY IS A NEW DAY」以外は全て別の楽曲で組まれたセットリストということに驚きである。リリースから時を経た楽曲たちに、観客それぞれが思い出を重ね合わせていたことだろう。また、この約50曲はカエラにとっての一部であるが、その集大成的な奥深さに、これまでの10年間の成果を一番感じとったのは彼女本人であったことは間違いない。