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LIVE REPORT

[Alexandros]

『We Don't Learn Anything Tour 2013-2014』

2014年03月28日
@日本武道館

1曲目「Rise」が始まるや否や歓声に包まれた会場内。磯部寛之(Ba&Cho)、白井眞輝(Gu)、庄村聡泰(Dr)が骨太なサウンドを轟かせ、川上洋平(Vo&Gu)はステージの端にまで行き、1階席の観客とハイタッチなども交わしながら全力で歌う。そして、「Burger Queen」「Stimulator」など、強力なナンバーをさらに連発。初の武道館公演だが、彼らにこの会場は抜群に似合っていた。

白井がMCをするという貴重な場面(数年前に“喋るんなら武道館クラスかな?”と口にしたことがあったのだという)なども挟みつつ突入した後半戦も素晴らしい一体感が生まれていた。“このバンド名にありがとうと言わせて”、ステージの背景に掲げられているバンドロゴを見つめつつ語った川上。そしてスタートした「Plus Altra」が、[Champagne]としての最後の演奏。改名することが数日前に発表されていたが、ついにその時がやってきたのだ。寂しい気持ちは誰もが抱いていただろうが、4人の演奏は感傷的なムードを吹き飛ばす力強いものであった。

この日2回目となる「Burger Queen」をアンコールの最初に演奏した後、“初めまして!”と挨拶しつつ告げられた新バンド名は“[Alexandros]”。“ウチら何も変わってないぜ。強いて言うなら今日また成長したかな”と川上が言い、ダブルアンコールを飾ったのは「Untitled」。[Alexandros]となった彼らの一層の大躍進を確信させられる熱いエンディングとなった。