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LIVE REPORT

SuG

『SuG Onemanshow 2013 update ver.0』

2013年12月29日
@国立代々木競技場 第二体育館

活動休止ライヴを行なった1年前と同じ日、そして同じ場所で復活ライヴを敢行したSuG。そのアンコールで武瑠(Vo)は“1年前約束した言葉を言いたいと思います。活休復活楽勝でした! みんなの声を聞いて、立ってるのがやっとなぐらい楽しんじゃいました”と叫んだ。しかし、その後には“楽しいって言うには、こんなにも努力が必要なのかと思い知らされた”と続く。そして、声を詰まらせながらこの日に至るまでの思いを語り、それに涙するファン。この日のために闘ってきたメンバー、この日を待ち続けたファンによって、最高のライヴが作られたことは言うまでもない。

幕開けは昨年の活休公演のエンドロールで流された未発表曲「0 song」。言葉を紡ぐように届けられるミディアムバラードをじっと聴き入っていたファンだったが、ステージを遮っていた紗幕が落ち、特攻が爆発した「gr8 story」からは、歌い、飛び跳ね、咲き、ヘドバン...メンバーが全力でプレイするように、客席も全力で楽しんでいる。SuGの全てを見せるようなセットリストだっただけでなく、masato(Gu)と shinpei(Dr)のバトルやyuji (Gu)とChiyu(Ba)のサックスのセッションなどの観せ場もあり、いつものSuGらしい...いや、それ以上に笑顔がいっぱいのステージが展開されていく。

そんな中、特筆すべきは新曲「MISSING」。目の前の壁を破壊しながら突き進むようなダイナミックなバンドグルーブは、1年前のSuGが“update”した姿だとも言え、2014年を爆走するための活休だったことを音でもって実証した瞬間だった。つまり、この復活公演の成功は、“ver.0”からの進化の始まりを意味するということだ。