『表現には「共感=シンパシー」と「驚異=ワンダー」があって、詩や音楽の本質はワンダーだと思うんだけど、今は圧倒的にシンパシーの時代ですよね(中略) 「見たことがない、聴いたことがない」ものへの憧れって、どこに行っちゃったのかなって』(CINRA.NETインタビューより)
 その言葉のとおり、“拡散力”が大切なSNS時代の今、音楽シーンでブレイクの鍵を握っているのは「共感=シンパシー」。しかし、流行がハイスピードに移り変わっていく中、いつまでも「あるある」のみで生き残っていくのはなかなか難しいのではないでしょうか…。やはり長年、第一線で活躍し続けているトップアーティストとは、常に「驚異=ワンダー」でリスナーを魅了し、エンターテイメントへ新たな風を吹き込むことを恐れないエネルギーに溢れているものです。
 ドリカムは今年の7月7日に、26年で初の“完全”ベストアルバム「私のドリカム」をリリース。発売初週で約34万4000枚を売り上げ、その後3週連続でオリコン週間アルバムランキング首位を記録!実売60万枚を突破の大ヒット中です。
 また、彼らの楽曲は歌詞の人気も根強い!歌ネットがサービスを開始したのは2001年。歌詞が最も検索されるのはCDリリースタイミングなので、歴代歌詞ランキングを見ると当然、2001年以降の楽曲が上位を占めています。よって、インターネット時代にデビューしたアーティストは圧倒的に有利! にもかかわらず、1989年デビューのドリカム楽曲は80〜90年代の名曲から最新リリース曲まで、あらゆる世代から支持され、歌ネットの“歴代人気曲(アクセス数10万回以上)”にも2001年以前の曲が10曲、2001年以降の曲が10曲、計20曲が認定されています! ちなみに、37年という長い音楽歴を持つサザンオールスターズは計21曲が認定。このように普遍的な魅力を持つアーティストの楽曲は色褪せることなく、現在も多く検索されているということなんです。
最近では、テレビでお目にかかれる機会もそう多くはありませんが、10代〜20代の新規ファンも続々と増加中のDREAMS COME TRUE。どうしてドリカムはデビューから26年もの間、多くの人々に愛され続けているのでしょうか…。歌ネットでは、そんな彼らの魅力に迫ります!
 2015年は、ドリカムにとって特別な一年。なぜなら、4年に一度のグレイテストヒッツライヴ『史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND』の開催イヤーだからです! 通称「ドリカムワンダーランド」と呼ばれるこのライブは、まさにタイトル通り「驚異=ワンダー」がギューッと詰め込まれたドリカムの集大成ともいえる超大型エンターテイメント。セットリストは、ファン投票で選ばれた上位30曲を目安に決定されます。

 大掛かりな装置、演出、衣装、パフォーマンス…。誰も実現できなかった夢=アイデアを本物にするのが“ドリカムワンダーランド”。1991年に開催された第一回目から今に至るまで、さまざまな<史上初>の挑戦が行われてきました。時には、野外にメリーゴーランドのような巨大センターステージが。時には、全長200メートルにも及ぶ花道が。時には、アーティストとして初めて、国立競技場の聖火台に火を灯し、観客全員で大合唱が。そして記憶に新しいのは、4年前の2011年ワンダーランド。世界初の「3Dフライト」技術により秒速10mでスタジアム中をビュンビュン飛び回りながら笑顔で歌うボーカル・吉田美和の姿は各メディアで話題を呼びました!

 そんなワンダーランドでの挑戦は、通常のライブへも大きな影響を与えることに。昨年の25周年アニバーサリーツアーでは、アリーナのど真ん中に、世界初となる80メートル超のロングステージが出現! 360°どこの席にいても見える見える! 長〜いステージを端から端まで吉田美和が(たまに中村正人も!)駆け抜けるパワフルなパフォーマンスは圧巻でした。(ちなみにこのステージは、観客からすべての“面”が見える分、ドリカム至上最大に難しかったそうな…。)
 「一人残らず幸せにするからね!」ライブの冒頭で必ず、吉田美和が高らかに宣言する言葉。ドリカムが前代未聞の“ワンダー”を実現し続ける理由も、すべてはこのファンへの愛にあります。ドリカムライブに参加すると、なんだか吉田美和や中村正人と何度も目が合っているような気がしてくるでしょう。それは気のせいではありません。彼らは、どんなに大きな会場であろうと、どんな曲を歌うときであろうと、歩き回り、走り回り、飛び回り、常に一人でも多くの観客とアイコンタクトをしながら、一人一人に向けて音楽を届けます。そのために、ステージもすべての観客と近い距離になることができる限界ギリギリの構成に挑戦しているのです。ステージがある場所に観客が集まるのではなく、観客がいる場所にステージが作られていく、それがDREAMS COME TRUEのライブ!

 吉田美和はデビュー当初「やっぱりライブでみんなの顔を見てると、うれしくてうれしくて泣けてくる。何回何十回やってもそう」と、語っていましたが、それは26年目の今でも変わりません。幕が上がる時にはみんなに会えて嬉しいと涙し、幕が下りる時にはありがとうと涙する。そんな愛のこもった音楽を“生”で体感した観客は、最初の宣誓どおり、全員が一人残らず幸せに満たされて会場を出るのです。

 また、昨年はデビュー25周年で初の大型夏フェス(サマソニ)にも参加したDREAMS COME TRUE。今年も幕張、大阪、福岡とさまざまなライブイベントに出演しておりますが、もちろんどんな場所であっても観客へのアツい想いは変わりません。今までドリカムを聴いたことがなかった人が、そのような機会で思いがけず「ワンダー=驚異」に触れて魅了される…。それこそが、今もなお着々と新規ファンが増え続けている理由なのではないでしょうか。

 さて、さまざまな挑戦を経て、たどり着いた今年のワンダーランドは、16年ぶりとなる冬期での開催。果たしてどんな“ワンダー”が待ち受けているのか、楽しみでなりませんね!
 7月7日に発売されたドリカムのベストアルバム「私のドリカム」のタイトル通り、ドリカム楽曲はまさに「私の」思い出と共に存在するもの。歌ネットのコンテンツ“コトバのキモチ”にもDREAMS COME TRUEのフレーズ投稿は多数! みなさんの“私のドリフレ”をちょっとだけご紹介いたします。フレーズの投票率が高い楽曲は、歴代人気ドリカムソングとも少し違ったものになりました!
(※順位は、フレーズ投稿率・いいね!&コメント数より集計)
◆DVD&Blu-ray 2015年7月7日発売
「25th Anniversary DREAMS COME TRUE CONCERT
 TOUR 2015 - ATTACK25 -」
初回限定盤DVD UMBK-9292 ¥7,500(税別)
初回限定盤Blu-ray UMXK-9013 ¥8,500(税別)
通常盤DVD UMBK-9292 ¥5,000(税別)
通常盤Blu-ray UMXK-1030 ¥6,000(税別)
◆初のコンプリートベストアルバム 2015年7月7日発売
「DREAMS COME TRUE THE BEST! 私のドリカム」
UMCK-1577〜9 ¥3,400(税別)

<東日本>2015年11月28日(土)29日(日)東京ドーム
<九州>2015年12月5日(土)6日(日)福岡ヤフオク!ドーム
<西日本>2015年12月12日(土)13日(日)京セラドーム大阪
<東海>2015年12月19日(土)20日(日)ナゴヤドーム
<北海道>2015年12月31日(木)札幌ドーム

◆史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND 後夜祭

<〜沖縄の夕べ〜>2016年2月6日(土)7日(日)沖縄コンベンションセンター展示棟
<〜青森の夕べ〜>2016年2月20日(土)21日(日)新青森県総合運動公園マエダアリーナ
<〜福島の夕べ〜>2016年3月12日(土)13日(日)福島県文化センター
<〜秋田の夕べ〜>2016年3月19日(土)20日(日)秋田県立体育館
吉田美和(Vo)と中村正人(Ba)によるバンド。1989年にシングル「あなたに会いたくて」とアルバム「DREAMS COME TRUE」の同時リリースでメジャーデビュー。1992年、5thアルバム「The Swinging Star」は当時の日本記録となる300万枚以上のセールスを記録。以降、名実ともに日本を代表するアーティストとして、数多くのヒット曲を生み出している。2014年にはデビュー25周年を迎え、同年8月に通算17枚目のオリジナルアルバム「ATTACK25」をリリース。2015年11月より7回目となるドリカムワンダーランドを開催。