新曲「himawari」が映画『君の膵臓をたべたい』主題歌に決定!

 2016年本屋大賞第2位、2016年・年間ベストセラーランキング単行本フィクション部門 1位(日販調べ)、Yahoo!検索大賞2016小説部門賞受賞と、2015年6月の発売後、破竹の勢いで発行部数81万部を突破(2017/4/20現在)したベストセラー小説「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」(住野よる著・双葉社刊)が、この夏、実写映画化。
 
 「キミスイ」の愛称で若い世代から圧倒的な支持を集める小説の映画化にあたり、フレッシュなW主演が実現。ヒロイン・桜良には、透明感のある輝きを放つ浜辺美波。桜良のクラスメイト【僕】役には、アーティストに俳優と多岐に渡る活躍をみせる北村匠海。また映画版では、オリジナルとなる12年後の≪現在≫が描かれており、≪現在≫と≪過去≫が交差して物語が進んでいきます。その≪現在≫パートでは、教師となった【僕】を小栗旬が、桜良の親友【恭子】を北川景子が演じ、登場人物たちの”今”を担っていく。
 
 そしてこの度『君の膵臓をたべたい』の主題歌がMr.Children「himawari」に決定した。本作に寄り添うような楽曲へと仕上がった主題歌「himawari」。心を揺さぶる情感溢れるメロディが、感動のラストを彩る。今回のコラボは、小栗さんの演じる【僕】が、いま何を想っているのか、どう過去をふり返るのか、それを歌で表現するとしたら、どの世代も共感できるアーティストは一体誰なのか…と思案した制作陣が、Mr.Childrenへ真っ先に連絡したことがきっかけ。そのオファーをMr.Childrenが快諾したことにより、このコラボが実現した。

 原作者・住野よるは、主題歌「himawari」を聞いて『桜良(さくら)をヒロインとしたこのお話の主題歌に夏の花のタイトルがついていたことに想像を悠々に超えられた感覚があった』と語り、楽曲に映画全体を包み込むような印象を受け、『とても幸せ』とコメント。映画版で描かれている12年の時を超えた”桜良”と【僕】の物語に『桜が散ってもその先に足を踏み出さなくてはならない、主人公やこの映画を観た全ての人にとってとても重要な曲になると感じています』と原作と映画を繋ぐ楽曲を絶賛。
  
 一方、桜井和寿(Mr.Children)は、楽曲制作において本作との出会いを『自分の想像を超え、また新しい力を与えてくれるものでした。この映画に、物語に感謝です。』とコメントを寄せた。また、制作された楽曲は、映画のエンディングで【僕】から“桜良”に宛てたアンサーソングのように、物語の最後を締めくくる。エモーショナルで、Mr.Childrenらしい優しさを帯びた楽曲は、今を生きる全ての人々の心を揺さぶることだろう。

<桜井和寿(Mr.Children)コメント>
この物語の中にある苦しい程の美しさ、強さ、優しさ、残酷さ、それらを包み込みながらも更に拡がりを持って押し出していける、そんな音を探して探して、やっとのこと辿り着いた曲は、自分の想像を超え、また新しい力を与えてくれるものでした。この映画に、物語に感謝です。

<住野よるコメント>
自分や自分の書いたお話がMr.Childrenさんと関わる日が来るなんて思ってもみませんでした。映画にとって主題歌はもの凄く大事なものだと思います。たとえば映画に対する評価をひっくり返してしまうような重要性を持っているものではないかと。そんな主題歌に、今回Mr.Childrenさんが映画全体を包み込むようなスケールの楽曲を提供してくださったこと、本当に「君の膵臓をたべたい」は幸せだなと思っています。楽曲のタイトルが「himawari」、桜良(さくら)をヒロインとしたこのお話の主題歌に夏の花のタイトルがついていたことに想像を悠々と超えられた感覚があったのですが、それ以上に、桜が散ってもその先に足を踏み出さなくてはならない、主人公やこの映画を観た全ての人にとってとても重要な曲になると感じています。