ちぎれ雲

真っ暗闇が明けたら 抱きしめていた腕が
こんなに側にいるから ひとりに気がつく

流れて行く雲が 私の夢に見える
形を変えながら いつかちぎれる

約束はいつの日も 形のない物
形を変えながら ちぎりちぎれる

真っ暗闇明けたとて 陽の光に脅えて
傷を隠しながら 生きる者もいる

例え明日が晴れても 涙 乾くだろうか

あれは雨の兆し 赤い朝焼け
今にも泣きそうな 赤い眼差し
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