ぬくもり

「ねぇ、何してるの?」何気ない会話も
今となればなんか 大切だった
そんなふうに想える

「忙しい」とか、そんなんじゃなくて
もっとわがままとか 今更だけど
言ってみればよかったよね

少しだけ前より整理したスケジュール眺め
なんだか足りないものばかりが浮かんできて
約束の記念日が、過ぎていく季節が
キミを待ってる

この手の中のぬくもり
ずるいくらいに今も残ってるよ
暑がりなキミと寒がりな私の
触れ合った指が唯一の心地いい場所だった

ねぇ 今すぐに会いたい
ずるいくらいに思い出してるんだ
進んでく時計と止まってるこころの
真ん中のぬくもりが

「今、どうしてるの?」夜に願うの
その声が聴きたいよ ねぇもう一度
なんて深夜に

指先と 指先の赤い
あったはずの糸はぬくもりだけを
残して、ずるいわ そうやって…

この手の中のぬくもり
ずるいくらいに今も残ってるよ
暑がりなキミと寒がりな私の
触れ合った指が唯一の心地いい場所だった

ねぇ 今すぐに会いたい
ずるいくらいに思い出してるんだ
進んでく時計と止まってるこころの
真ん中のぬくもりが

残ったぬくもりが
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