夏を見渡す部屋

夏を見渡す あの部屋で
すごした日々は長く影ひいて
私に届いてしまう
どんな場所へ扉をとざしても

傷ついてふるえてた
その手が開いた
私の心はまだ 傷ついたまま

今叫びだした 心を抱きしめ
ただ夜の中に あなたをさがしたい
遠く途切れてしまう 夢にしないよう

三日月にじむ浜辺を
どこまでも歩いたあの時
あなたは何を見ていたの
波音埋める 言葉のあいだで

いつか帰るところを 二人さがして
同じ旅をしてると 信じていたの

この私の手に 残した想いと
この私の目に 忘れた光を
どうぞ連れていって あなたのその手で

今叫びだした 心を抱きしめ
ただ夜の中に あなたをさがしたい
遠く途切れてしまう 夢にしないよう
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