夕凪

ユメの中を歩くように 手さぐりのまま
いつのまにか こんなに遠くまできていた

わかっているよ この旅もいつか終わるんだね
君といるよ そのときまでここにいるよ

夕凪の海は全てを許して ぼくをやさしく包みこむ
世界を一瞬止めておいて 深呼吸をしよう

変わってゆく 夕暮れの空を見ていた
涙が出る 誰のために 何のために

いつかぼくに死が訪れるなら
こんな気持ちのいいとこで死にたい
天国の扉が君にも見えるかい?
この列の最後に並ぶがいい

天高く 星は輝く ぼくは見上げる
きれいな空 きらいな海 きれいな空気

去ってゆく人たちとも つながってるのさ
ぼくはぼくを君を世界を大切にしよう
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