靴紐

今年最後の花火が街に響いた
見に行きたくないなんて君が言うから
LINEに打ちあがったチープな花火
それで我慢してる

無言通話のむこう
今どんな事考える
蛙化なんて超えていけるから
君と歩いて行きたいから

結んだ靴紐が いつの間にか解けていて
躓いて初めて その涙に気付けたんだ
立ち止まって もう一度
君と僕を結ぼう

去年の夏の夜の隙間
僕らは恋をした
綺麗な花火が僕たちを包んでた
赤黄色銀にきらめく思い出の数じゃ
抱きしめられないよ

結んだ靴紐が いつの間にか解けていて
躓いて初めて その涙に気付けたんだ
立ち止まって もう一度
君と僕を結ぼう

照らされた一瞬 その一瞬
解けた靴紐に気付いたよ
僕が踏んでしまったのかな
君も気づかないうちに

結んだ靴紐が いつの間にか解けていて
躓いて初めて その涙に気付けたんだ
大丈夫って笑ってる
大丈夫じゃないんでしょう?

結んだ靴紐が いつの間にか解けていて
躓いて初めて その痛みに気付けたんだ
立ち止まって もう一度
君と僕を結ぼう
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