白銀

眠れそうにないのならさ
たまには恥ずかしい話をしよう
どこからしようか

ひとりぼっちだった僕を
お前が見つけてくれた日を覚えているかい
きっと今みたいに笑っていたはずだろう

どうか 忘れないで
時が流れ 昔懐かしくても
何にもとらわれずに生きてゆけ
どこまでも僕ら 青春の真ん中
真っ白な光差す

迷いながら 星は光りたいと言った
なかなか気づかれないもんさ

立ち止まることを知って
もう闇雲できるほど
バカになれないことも知った
でも それもいいよな
遠くまで来たよな

雨は未来に降る
もたつく僕を手招き急かしてる
優しいお前にはさ
青空を束ねてそっと手渡すくらいがいい
どこまでも広がる海へ

どうか 忘れないで
もう会えないとしてもさ
何にもとらわれずに生きてゆこうぜ
僕らはまだ、まだ

今 色めき立てと
春風が僕らを連れていく
そうか もう行くのか
うまく言えないままの
この気持ちを歌にして
真っ白な光差す
どこまでも広がる海へ
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