あなたへ

見えないけどなぜか覚えてて
聞こえないけどなぜか声はしてて
さわれないけどなぜかあったかくて
離れてるけどなぜかここにある

どんなに調べてもわからない
摩訶不思議、正体不明な「 (あいつ)」に
生まれた日から今日まで抱きしめられてる

いつも作ってもらった弁当の味
授業中に埋もれた机の匂い
借りたまんまになったノートたち
トーク画面いっぱいの恋話
かけがえのない あたりまえ
誰かのガラクタは たからもの
こんな日々が続くって どっかで思ってた

人目気にせず泣いた帰り道
自分のせいなのに口走った悪口
何かを責めてはホッとして、
誰かを傷つけた時もあった僕を
自分のことのように思ってくれた あなたの存在に
いったい何度救われたでしょう
多分あなたは気づいてないかもな

口に出せばたった5文字くらいの感謝を
気がつけばどれくらい言ってないんだろう

いつか夢が叶ったら
いつか大人になったら
あなたと過ごした日々を 真っ先に思い出すよ
あの時が僕を作ってくれた
いつか壁に出会ったら
いつか親になったら
あなたがくれた言葉 真っ先に思い出すよ
どんな時も味方でいてくれた
あなたがいてくれてよかった

「恋」や「愛」や「青春」や「友情」
どの名前にも当てはまらない
朝 昼 晩 春 夏 秋 冬
咲き続ける花のように強い感情

口に出せばたった5文字くらいの感謝を
気がつけばどれくらい言ってないんだろう
焦らなくていいんだよ
「 (あいつ)」は
時がたっても消えやしないから

いつか夢が叶ったら
いつか大人になったら
あなたと過ごした日々を 真っ先に思い出すよ
あの時が僕を作ってくれた
きっと壁に出会ったら
きっと親になったら
あなたがくれた言葉 真っ先に思い出すよ
どんな時も味方でいてくれた
あなたがいてくれてよかった

ありがとう

見えなくてもずっと覚えてる
聞こえなくてもずっと声はしてる
さわれなくてもずっとあったかい
離れててもずっとここにある
いつか自分らしくちゃんと
あなたに感謝を伝えるよ
その日までこの歌を届けるから
どうぞ これからもよろしくね
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