嘘なき

ちょっと知りすぎて、何も知らない僕らなら
きっと神様だって邪魔はできないだろう
いつか君に本当に愛するひとができて
僕が思い出になってしまう日に備えよう

透き通る涙に嘘って名前をつけて
この素晴らしい日々を
そうだな、夢とでも呼んで
本当に本当に何も信じられなくなった時だけ
夢の中で嘘泣きしていいぜ、いいんだぜ

「ねぇねぇ、どうして大事なものは無くしちゃうの?」
「たぶん、どこへ行っても探せる自信があるからだよ」
いつか君が本当に大事な夜に出逢ったら
離すなよ、逃げるなよ、迷わずに飛び込めよ

好きと嫌いばかりで疲れてしまったね
この素晴らしい日々は、できたらもう探さないで
本当に本当に誰も信じられなくなった時だけ
夢の中で嘘泣きしていいぜ、会いに行くぜ

6月19、雨の中
あれ泣いてたのか、笑ってたのか
「晴れた日なんて似合わないから」
その言葉が離れないな、ずっと離れないな

どこに行ったって見つからないよ
ここで待ってたって戻らないよな

たまに夢の中で嘘泣きしてみる

拝啓、夏があまり似合わなかった君へ
僕はそれなりに今日もロクデナシでいます
いつも二、三歩前を下向いて歩いていたね
この街の夕陽は笑えないくらい綺麗だ
知ってた?
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