あなたの彼女じゃないんだね

会って終わりにしたくて
待ち合わせた土曜の昼間

あんまり眠れなかったと
笑うあなた 私も同じ

落ち着いた髪の色も似合うねって
これでも落ちてきたんだよ でもありがとう
忘れなくちゃと 変わらなきゃと
無理矢理塗りつぶした心が剥がれてく

抱きしめて キスをして
あの日みたく 離さないと笑ってよ
その手さえ繋げなくて
そうか私 こないだから
あなたの彼女じゃないんだね

しなきゃいけない会話を
後回しで二軒目のカフェ

あなたは優しい人です
私にも そう 私以外にも

あんなに傷ついたのに 傷つけたのに
寂しさが痛みなんてごまかしてく
誰よりずっとそばにいた あなたがこれからは
誰より遠くなる

好きなまま さようなら
あの日みたく もうやり直せはしないね
呟いた ありがとう ねえ
私の彼氏でいてくれて

抱きしめて キスをした
あの日見てた 未来じゃなくてごめんね
改札を抜けたらもう
振り返らない あなたもそこにはいないで

好きなまま さようなら
これで最後 窓を滑る青空
もういいよ 泣いてもいいよね
そうか私 ちゃんとこれで もう
あなたの彼女じゃないんだね
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