孤独を歩こう

或る日 少年はあまりに寂しくって 街を出た 旅に出た
周りと同じように出来なきゃ笑われて そんな空気が苦しかった

孤独を歩こう 誰も歩いてない道
宛てなどないけど 構わない 構わない
笑われて 慣らされて いつか馴染んだこの顔で
今度は誰かを笑ってしまうのが嫌なんだ

色んな人たちと少年は出会ったんだ いい人やわるい人
怪しい人たちもたくさんいたけど 手招きに応えたんだ

孤独を歩こう 誰も歩いてない道
危ない橋でも 構わない 構わない
平凡で 平坦で ありふれた道を選んで
時間も感覚もなくしてしまうのが嫌なんだ

さよならを繰り返し 少年は気づいたんだ 思い出は増えるけど
柵を抜け出たら また次の柵が そんなことの繰り返し

孤独を歩こう 誰も歩いてない道
間違いだらけで 構わない 構わない
躓いて 擦りむいて 痛みを覚えてゆくように
育てた感覚で 今夜も この街を出るんだ

仲間には悪いが きっとわかってくれるだろう
神様より お前に顔向け出来ないと嫌なんだ
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