maboroshi

春の残り香は もうすぐに消える
少し不幸せ それが似合う

持て余して 手を離した光

恋はまぼろし 綺麗に流した涙さえまぼろし
はじめから無かったと
思ってしまえればいいのに

君がいなくても 生きてゆけること
知りたくないだけ ただそれだけ

寂しくても 投げやりにもなれない

恋はまぼろし そばまで来ている大げさな夏が
ふたりの淡い春を
まぼろしに変えてく 時は流れる
ねえ 君はまぼろし?
私じゃ抱えきれない 幸せを持っているはずだよ
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