初恋の詩集

あなたからの 白い白い押し花
わけもなく 淋しくて 涙あふれます
あの人の面影を 面影胸に抱き
今日もまた ひとりひもとく 思い出ばかりが‥
ああ初恋 初恋の詩集

町灯り 今日も今日もあの日の
想い出を懐かしく 連れてまたたくよ
何時の日か 寂しさに 寂しさに耐えかねて
さよならを告げる日が来た 若い二人よ
ああ初恋 初恋の詩集

ちち・ははの便り便り途絶えて
ふるさとの山や川 空のはかなさよ
夢よりも嘆きの嘆きの歌ばかり
一人(ひとり)行く旅は果てなく忘れない あの人
ああ初恋 初恋の詩集

(ああ初恋) 初恋の詩集
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