フィクション恋物語

早く話してよ
場がもたないから
楽しませてみてよ
じゃないとすぐ帰るよ

透き通るグラスの中に
溶け出す君の想いが
見えていた
気付いていた
手に取るようにわかってた

今夜はフィクションのストーリー
イジワルな私
イケメンでズルい君に
ときめく恋愛なんて
簡単にあげないわ

まるで手品のような会話
夜はこれから
ネタばらしはこのあとで
少しだけなら
付き合うわ

早く聞かせてよ
好きな子のタイプ
その辺の女子と私を
一緒にしたりしないでね?

透き通る青いカクテル
こんなんじゃ私酔えない
ちらつかす
携帯のコール
戸惑う君の瞳

今夜限りのストーリー
時計の針は
もうすぐで0時よ
明日も来週の私も
君にはあげないわ

だけど
必死に私のことを
引き止める腕
少し絡めてみたい
月が楽しそうに笑っている

期待なんてしないでいてね
たった一度の
夜の出来事だから

今夜はフィクションのストーリー
イジワルな私
イケメンでズルい君に
ときめく恋愛なんて
簡単にあげないわ

まるで手品のような会話
夜はこれから
ネタばらしはこのあとで
少しだけなら
付き合うわ
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