冬になると

『本当に大好きな人と 一緒にいられたらきっと幸せだろう』
初雪が降りだしそうな 空見上げて ため息ついた
まだ見ぬ人 想いながら 今日もひとり

まだ日が暮れるのは 早すぎるのに
街はあっという間に 夜へと色を変えてく
散りばめられた 小さな灯りが
真冬の訪れを 強く感じさせる

すれ違う恋人達の 腕を組んで楽しそうに笑う姿
他の季節の私なら 気に留めることもないはずなのに

本当に大好きな人と 一緒にいられたらきっと幸せだろう
行き交う人並みの中 冷たい手を丸めながら
まだ見ぬ人 想いながら 今日もひとり

寒さがカラダを 通り抜けると
きまって人肌が 恋しくなってしまう
一瞬のトキメキ増えても
この人だって人が なかなか見つからない

どこにいても流れてくるのは ベルの音が響くLove Song ばかり
耳を塞ぎたくなるわけでも 聞きたくないわけでもないけど

本当に大好きな人と 一緒にいられたらきっと幸せだろう
賑わう人混みの中 冷たい手を温めながら
まだ見ぬ人 想いながら 今日もひとり

『いつになったら かけがえない大切な人に 巡り会えるんだろう』
その人も同じように 私のこと 探してるかな?

本当に大好きな人と 一緒にいられたらきっと幸せだろう
粉雪が降りだした空 一粒そっと手で掴んだら
まだ見ぬ人 想いながら 歩いてく
×