おとこの夢

男の夢を 掴んだら
必ず迎えに 来るから泣くな
ふるえる小さな 肩を抱きしめ
二人で泣いた 別れの夜明け
季節(とき)は流れて あれから五年
今でもお前は 待っているのか

陽だまりの中 佇(たたず)んで
いつでもやさしく 微笑んでいた
お前の笑顔が 哀しく揺れて
目覚める夢に 心が痛む
飛んで行きたい 抱きしめたいよ
今でもお前は 待っているのか

あこがれだった この都会(まち)は
負け犬ばかりが 肩寄せ合える
男は涙を 酒と飲みほし
はぐれた夢を 又追いかける
きっと帰るよ しあわせ連れて
今でもお前は 待っているのか
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