朝が来るのではなく、夜が明けるだけ

誰もいない
夜明け前

月を追う
しじまの影

小さな窓
零れる明かり

浮かぶ
君のことばかり

過ぎ去りし日

路地の街灯を辿り
名も知らぬ花の香り

点滅する
救難信号

昨日を旅立つ
電車の音

もしも
この人生が
予行演習だったなら

次はもっとうまくできるのに

朝が来るのではなく、夜が明けるだけ
僕がいるのではなく、君がいないだけ

朝が来るのではなく、夜が明けるだけ
僕がいるのではなく、君がいないだけ
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