カリソメ

醒めた肌に沈む夜
衣の音がかすれる
ただゆらゆら窓伝う雫
解けた影がふたつ

ありもしないものばかり
名付けたがるぬくもり
また約束 強請るてのひらに
甘い香り残し

愛を求めながら 与えすぎるから
いつのまにか 心 涸れるだけ
たとえ それが 夢に思えても
全部 どうせ きっと 嘘
どうせ そうさ 嘘
幸せはカリソメ
いつも いつも いつも

誰のために尽くしても
命なんてはかない
色とりどりちりばめた言葉
繋ぐ糸も持たず

愛を疑うのに溺れたがるから
いつのまにか帰る場所もない
抱いていればいいと信じても
全部 どうせ きっと 嘘
どうせ そうさ 嘘
微笑みもカリソメ
いつも いつも いつも

どうせ きっと 嘘
どうせ そうさ 嘘
どうせ きっと 嘘
どうせ そうさ 嘘
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