雲母の波

寄せる波に 足を沈め
冷たい足先 温めたい

ああ 夢かな 気付けば彼がいない
待てども待てども 過ぎゆく

髪を切ろう 彼の香り
切った髪を 風に飛ばす

ああ 見えない 見えない 何が見える?
どうしてどうして 見えないの

ああ 1000 ものしぶきは 雲母の波
冷たい冷たい 足先

ああ 夢みて 幾度もなみだ零す
待てども待てども 戻らない遠い影
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