花束を

鐘は鳴った
天(あめ)と地(つち)の袋を握った少女たちは
なにを祝うの、なにを祝ったの
年の老いた尼僧が泣いた
ぼくは花束を持たせたかった
なにを棄てるの、なにを抱いたの

ドアがひらく、無数の音で
何も聞こえなくって
どう歌うの

祈れ、祈れ、祈れ、祈れ、祈れ、祈れ
世界を、こころを、
そこにあるべき花束を、祈れ

春を鬻(ひさ)ぐ少女が嗤う
ぼくはお人形を持たせたかった

だまれ、だまれ、だまれ、だまれ、だまれ、だまれ
嫌悪して依存した
ままならない世界を、祈れ

“維尼熊(ウェイニーション)は氷の上に投げられた
口伊口育(イーユゥオ)のほうがずっとずっと、ずっとステキだったのに
遥か未来 ままならない おうどんを啜って
維尼熊が投げられるのをぼくは見ていた”

眠れ、眠れ、眠れ、眠れ、眠れ、眠れ
世界も、こころも、
そこにあるべき花束も、
眠れ
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