Dreams

あの日 僕は夢を見ていた 物語を描いていた
その地図のまま歩いて 行き着くと信じていた

追い掛ければ いつの間に嵐
地図にない激しい痛み
ただ それさえ楽しくて
どれもが眩しく映った

叶わない夢だと知って
僕らは嵐に飛び込んでいく
今も輝いて 心を呼ぶ光の方へ

不確かなままいこうぜ
ボロボロでも諦めはしないだろう
きっと 僕ら 夢を
何度でも振り翳して笑う
嵐の中で

あの日 僕は夢を見ていた 愚かなほど綺麗な
色褪せないまま ずっと 輝いている夢

伸ばした手が届かぬように
渇ききった眼のように
暗闇の星のように
胸の奥でさざめいた

果てのない茨の道を
飲み込まれそうな不安の渦を
傷付くほどに 望んでしまう臆病な手

例えば 雨上がりのような
眩しい夜明けのような話を
きっと 今も 僕は
愚かにも信じてしまうから

それが夢だと知って
僕らは嵐に飛び込んでいく
今も輝いて 心を呼ぶ光の方へ

不確かなままいこうぜ
眩しい夜明けを迎えにいこう さあ
きっと 僕ら 夢を
何度でも振り翳して笑う
嵐の中で
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