とうとい

君に何から伝えるべきだろう?
こんな気持ち見たことがないな

喜びでも嘆きでもなくて
ただ静かな鼓動を聞いて

ただひたすらしぼんでく心
膨らませる毎日の中

いっそもう捨て去ってみようなんて
そんな勇気もなかったけれど

「希望とか理想とか 無くしたってどうでもいいよ」
代え難い笑顔で そう君が言ってくれるなら

虹の見えない街でもいい
雲のように流れても
君に出会えたこの街でさ
何度でも君に会いたい

同じ笑顔で返すことも
ろくにできない僕だけど
伝えたい言葉がある
笑ってくれてありがとう

僕は何一つ持ってはなくても
君からもらえたんだよ

だからどうして生まれたのかなんて
そう思わないでいてほしい

夢とか光とか
なくしたって与えているんだ
強さをくれるよ そう君に会えない夜だってさ

雨の続く日々もあるさ
晴れの日だけ歩けはしない
心は濡れたままでもさ
君が前を向けるように

上手く笑えないような時
全てが嫌になるけど
全てを嫌いになっても
君は君を 好きでいてよ

虹の見えない街を歩こう
雲のように流れていこう
君が生きてるこの景色が
何度でも虹に代わる

同じ歩幅で歩くことも
ろくにできない僕だけど
伝えたい言葉がある
どんな時も愛してるよ

今日が終わるその時まで
その笑顔が晴れるように
聞いてほしい言葉がある
生まれてくれてありがとう
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