どこへ時が流れても

泥んこの水が
夕焼け空を 映してる
古びたベンチは
腰を下ろせと言う

それでも手にした
地図は思うよりも広い
旅の終わりは
まだここじゃないようだ

人は人で
生まれたんじゃない
人になるため
生まれたんだろう
いまを生きる
どこへ時が流れても

たどり着くまでは
なにがいいかもわからない
迷うってことは
歩き続けること

荒地もいつかは
森になれるんだとしたら
最初に芽吹く
種になりたいもんだ

夢は夢で
終わりなんじゃない
夢ははじまり
くりかえすだけ
いまを生きる
いつも時を抱きしめて

濁ることない
水の強さは
流れる 行く先を
怖れないから

人は人で
生まれたんじゃない
人になるため
生まれたんだろう
いまを生きる
どこへ時が流れても

いまを生きる
どこへ時が流れても
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