狸小路の夜は更けて

こんなに酔わせて どうするの
わたしを見る目が ちょっとヒワイだわ
グラス片手に 髪を掻きあげる
そんな仕草が 艶(いろ)っぽいね
あなたのひとみに はだかにされて
きみの仕草に もてあそばれて 攻めては
かわして
寄せ合う頬に 狸小路の夜(よる)が更けてゆく

こころの振り子が 触れ合えば
今夜の二人は 恋人気分よ
灯が消えてる 部屋に帰るより
きみと朝まで 飲んでいたい
あなたのことばに のせられながら
きみのひとみの とりこになって 攻めては
かわして
重なる影に 狸小路の夜(よる)が更けてゆく

あなたのひとみに はだかにされて
きみの仕草に もてあそばれて 攻めては
かわして
寄せ合う頬に 狸小路の夜(よる)が更けてゆく
夜(よる)が更けてゆく
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