漫画でもないような話

1時間目から 君を目で追う毎日
目が合いそうになる時は
焦点ずらしの術よ

聞きながす噂 君の好きな人のこと
わたしとは違うあの子は
まるでアイドルみたいな

ありえなくはない話
本当はどう?
怖くて聞けないけど ねえこの不安は
気づいてよ

送ってもいないメールに君が
答えてくれるんじゃないかなんて
ありもしない矛盾な期待に 笑うけど
もしもすべて恋の裏返しで
君の口から「好きだよ」だなんて
ああ 想像しても
漫画でもないよな

結局あなたも大切なのは見た目なの?
って思ってしまいたいけれど
むしろ楽なんだけれど

まんざらでもない表情
本当はどう?
いたくて見えないけれど ねえこの後は
何がある?

汗かきながら走る君も
かっこ良すぎだ と眩しくなって
緩んでく頬を隠すよう 目を閉じる
もしもすべてがどうにかなって
君が「一緒に帰ろう」だなんて
ああ 想像したら
漫画にもない顔だ

ほらこの間さ言ってたじゃない
「お前が 一番 落ち着く 女の子の中なら」
それで少し期待してしまってたの ああ

送ってもいないメールに君が
答えてくれるんじゃないかなんて
ありもしない矛盾な期待に 笑うけど
もしもすべて恋の裏返しで
君の口から「好きだよ」だなんて
ああ 想像しても
漫画でもないよな
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