終わらないもの

ペンの先を濡らすものは何か―?
ミントガムを噛んで ふてくされた

線で結び それを伝うように
澄んだ声を絡め 昇ってたい

空の青に無知な赤を混ぜて
夢のつづき描いた

左手に無愛想な熱を感じ
欲しいのは 壊れない あたしだけのもの

ペンの先を濡らすものは何か―天の下に宿す 命の水

月は嘘を見抜き 闇を深め
過去が病んだ夜でも

道づれに愛のうた あたしは今
あの日見たまぼろしを確かめてるところ

救いを求めて響く歌声に 癒しは無くて
生まれては消える感覚の音に 最大の愛を
生きるしわ寄せを忘れ 脳に歪め
従うだけ 最初見た あの衝動に
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