津軽の海

赤い浜なす 風にゆれてた
北の浜辺の 夕ぐれを
君はいまでも おぼえているね
たとえ離れて 暮しても
二度とかえらぬ かえらぬ
恋だけど 忘れはしない 今も
君の最後の 手紙を胸に
津軽の海に ひとり立つ

あれから一年 時は流れて
二人の運命(さだめ) うつるとも
光と影が もつれるように
かさねたくちづけ 忘れない
二度とかえらぬ かえらぬ
恋だけど 心はもえる 今も
君を求めて 窓辺に立てば
津軽の海を 船が出る
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