帰らざる季節

恋したひとが 泣いているという
そんなうわさ聞かされた 秋のたそがれに
ギターの弦(いと)が 切れた前ぶれに
なぜか胸がさわいでた そんな時だった
しあわせなんて はかないものか
あんな笑顔を見せたひとが つらいなんて
冷たい雨が 落ちて来るような
重い空を見つめてる とても悲しくて

恋したひとが 待っているという
そんな便り渡された 秋が終るころ
思い出のこる 海の見える丘
そこで待っておりますと 書いてあったけど
しあわせなんて はかないものか
あんな笑顔を見せたひとが つらいなんて
行くのはよそう あれは想い出さ
今は遠い 帰らない季節の出来ごと
×