バラの香水

あんたのことは 誰よりも 私が一番知っている
淋しがり屋で 見栄っぱりで 本当は心が弱い人

どこかでひとり 想いだしたら いつでもいいから帰っておいで
他の人には 唇だって ずっと許していないから

いい女じゃないけどさ 愚図で綺麗じゃないけどさ
一度でいいよ 可愛いいなんて もしも言ってくれたなら

薔薇の花には なれないけれど
あんたの心の タンポポに

雨降る夜は 恋しいよ 昔はふたりで飲んでたね
下手な料理も おいしそうに 氷をカラカラ鳴らしてさ

子供のままで 大きくなった 夢だけいつでも追いかけている
夕やけ小やけ 遊びあきたら いつも待っててあげるから

いい女じゃないけどさ 愚図で優しくないけどさ
嘘でもいいよ お前だけだと もしも言ってくれたなら

母親みたく なれないけれど
あんたの心の お守りに

いい女じゃないけどさ 愚図で綺麗じゃないけどさ
一度でいいよ 可愛いいなんて もしも言ってくれたなら

薔薇の花には なれないけれど
あんたの心の タンポポに
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