望郷

風に吹かれる
浮草よりも
いつもほほえむ
ふるさとの
父の温もり
母の唄
身振り手振りのひえつき節を
身振り手振りのひえつき節を

庭の山椒の木鳴る鈴かけて
おじゃれよ

西のかなたに
一番星が
きらりと光る
父の顔
そばに寄りそう
かあさんが
唄う五木の子守唄
唄う五木の子守唄

おどま 盆ぎり盆ぎり
盆からさきゃおらんど
盆が早よ来りゃ 早よ戻る

流れ流れて
来たこの街で
男同士の
手酌酒
誰が歌うか
手拍子で
お国訛のおはら節
お国訛のおはら節

花は霧島タバコは国分
燃えてあがるは
オハラハー桜島
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