腕のなかの天使

羽根を降ろした この腕の岸辺に
無垢な天使は 光のなか微笑む

きみは神様に贈られた
愛のかたち
優しさと強さを
紡いでゆくために

いつか その瞳(め)が
夢を見つける日まで
きみのすべてを
ずっと守っていてあげる

何を求めて いま握りかえした
指の力に いとおしさがあふれる

きみと歩いてゆける距離が
生きるしるし
どんなときでもただ
抱きしめてあげたい

いつか その手で
愛を振り切るために
きみの未来は
きっと眩しいはずだから

風のように 陽射しのように
生きてごらん
輝きをあつめて
腕のなかの天使

いつか その瞳が
夢を見つける日まで
きみのすべてを
ずっと守っていてあげる

いつか その手で
愛を振り切るために
きみの未来は
きっと眩しいはずだから
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