amazarashi「永遠市」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
インヒューマンエンパシーamazarashiamazarashi秋田ひろむ秋田ひろむ自分欺き嘘つくのはどんな気分だい 下らなくて泣けてくる最低だよ 新品にいっそ交換はできないもんかね 9Vの電池みたいに人生も  僕ら始めようとしてる じっと待ってたわけじゃない 信頼に足る未来を選んでただけ ずっと  今夜 美しい過去を持てなかった僕らは 失敗ばかりだったけど 悪くない失敗だったと 疚しさなく言えるように 見知らぬ船に乗り込む 人とは違う国へ この世の余所者として 生まれた場所は選べずとも 生きる場所は選ばせてくれ インヒューマン インヒューマン 叫べ  血液の代わりに血管を流れている メランコリーが傷口から溢れぬよう 社会性の絆創膏を張り替えたら 通勤電車も痛くない 痛くないよ  幸せ不幸せを定義するから 優劣に成り下がる 審判は傲慢な選別だ きっと  今夜 美しい過去を持てなかった僕らは 昨日に目を塞ぐから 明日も見えないと泣いて それでも手探りでゆく ここが暗闇な訳じゃない 僕ら自身の太陽が 各々の場所にあるだけ 生まれた場所は選べずとも 生きる場所は選ばせてくれ インヒューマン インヒューマン 叫べ  下らない毎日に付箋の代わりに 情熱と没頭を夥しく挟み 下らない鬱屈にアンダーラインを引き 言い訳と抗弁、肯定のコラージュ ねえ まだ足りない 欠けた過去埋め合わせる 説き伏せるもの ああ  今夜 美しい過去を持てなかった僕らが 美しい今を掴むとしたら 汚れたこの手だ 見捨てた全てに笑う せいせいしたと手を振る 勝ちや負けなんか通じない この世の余所者として 生まれた場所は選べずとも 生きる場所は選ばせてくれ インヒューマン インヒューマン 叫べ
下を向いて歩こうamazarashiamazarashi秋田ひろむ秋田ひろむ深呼吸したら動悸がなった 始まりも惨いデターミニズム 味方もいないその闘技場で 勝ち目ない一歩、揶揄されて これまで散々失敗はした その度帰り道は項垂れた 眠らせてくれない回想シーンは 「お前が始めたんだ」と笑う  まともになれた気が少ししてた よくやれてるんだと自負もあった 安心と自惚れと驕りは 足元を決して照らしはしない これが最後かもしれないから 当り前なんて思うな今が やり残しや言い残しはない それでようやくイントロ部分  無名風情 常に捨て身 独りさまよう 星が落ちていたら拾うつもり  終わってるんだよ 誰も彼も 俯く顔 照らし出す朝が来た 燃え盛る空に 背を向けて行く 僕ら下を向いて歩こう 空には青 心に遮光 ここでしか見えないもの 知り得ぬこと 綴る 太陽でも照らせはしない 名もないあらすじを  ネガティブと言われてもしようがない 生まれ育ちは偽れないから だけど良いも悪いも含めて 認められるならこれ以上ない 上っ面だけで「何とかなる」と 言われたいなら他をあたって 「どうせ僕なんか」が武器になった その方法は過去作にある  身元不明 故に無形 明日に刃向かう 涙隠すこともしない生身  終わってるんだよ 誰も彼も 俯く顔 照らし出す朝が来た 燃え盛る空に 背を向けて行く 僕ら下を向いて歩こう 侮辱に笑顔 胸元に野望 ここでしか見えないもの 知り得ぬこと 綴る 太陽でも照らせはしない 名もないあらすじを  見上げた憧れが 眩しくて目を焼いた 打ちのめされた僕は 夢の底に落ちた ただ咽び泣く 「だからこそ」が 分けた明暗 過去の清算 やがて成り立つその死生観 これは映画じゃなく生活  終わってるんだよ 誰も彼も 俯く顔 照らし出す朝が来た 燃え盛る空に 背を向けて行く 僕ら下を向いて歩こう 襲う嘲笑 上ずる歌唱 ここでしか見えないもの 知り得ぬこと 綴る 太陽でも照らせはしない 名もないあらすじを
アンチノミーamazarashiamazarashi秋田ひろむ秋田ひろむ感情は持たないでください それがあってはこの先 きっと辛すぎる 人を愛さないでください 守るものが弱さになる きっと後悔するでしょう  嬉しくて笑い、悲しくて泣き 初めからそう設計されてんのかな だけど痛いと泣く心を 僕は疑えやしないよ  意味を捨て意志をとれ 生き延びて 生き延びて 息をするんだ 「すぐ帰る」が遺言 アンチノミー アンチノミー 心のバグだ 人として憤れ 感情を踏みにじる全てへ 機械仕掛けの涙 それに震えるこの心は誰のもの  自ら選択しないでください 革新によって安寧は揺らいでしまうので 情けはかけないでください 白と黒の間の無限の色彩に惑うでしょう  世界は数多の問、繰り返す 返答だけならば機械にだってできる 僕だけの迷いこそが 人の証左となるなら  意味を捨て意志をとれ 生き延びて 生き延びて 息をするんだ 自分殺し生きている アンチノミー アンチノミー 心のバグだ 人として憤れ 感情を踏みにじる全てへ 機械仕掛けの涙 それに震えるこの心は誰のもの  知性は持たないでください それがあっては真実を知ってしまいます 君と僕の違いは何? 痛み喜びもこんなに似てる 似てるから求め合う? 憎しみ合う? そういえば、この憎しみもよく似てる  涙声 離せない あなたの手 あなたの手 まだ温いんだ 屍として生まれ アンチノミー アンチノミー 世界のバグだ 人として憤れ 感情を踏みにじる全てへ 機械仕掛けの涙 それに震えるこの心は誰のもの
ごめんねオデッセイamazarashiamazarashi秋田ひろむ秋田ひろむ朝日が見たい 寝て起きて 食うための労働 生きるための咆哮 プラスアルファコード 止むを得ない表現欲求 ネット通販、パーソナライズ広告 消費と同じ棚に並べられた慟哭 衝動 情動 ひらめきの発光ダイオード 掴んでは消える毎秒 それと個人輸入代行 すぐ眠れるあれがいる 労働の鼻歌と歌詞が蝶々結びで風立ちぬ くそくらえマネタイズ  どうでもいい 躁でもいい 歩くべき道をひたすら歩く 見るために行くんだ 行くために作った 繋がりたいから握った掌 寂しさに憑りついたソーシャルメディア くそったれ奴隷化 去勢派 憧れは常に身体より早い だから満身創痍 みんな傷だらけだ大体 分かってる 分かってる 言わなくても分かってる そういう奴らの作品には常に血が混ざってる  行けども行けども降り積む雪ばかり 終わりは見えない ごめんねオデッセイ あの春眩い淀みない灯火 ここは寒い くださいください 木漏れ日を 木漏れ日を  「詩」と打ったら思いがけずに「死」と変換される 過去の自分から届いた言伝、ダイレクトメール 過ぎ去った日だと誤魔化す 在りし日のセルフオマージュ 後に分かるメッセージ、次元越えるクーパーとマーフ 変わらないものなんてなかった 悲しいかな その喪失自体が僕らをここまで突き動かしたんだと気付いた どれだけ失って必死に叶えた夢だって 後ろめたければじわじわ突き刺さってゆくナイフと似ていた  午前11時 待合室で待ちぼうけ 来るはずのものは来ないんだと気付いたからこその身の上 風が揺れて過ぎ去って カーテンレールが鳴らすオクターブ 呼ばれた名前が自分なのかすらも疑う 旅の結論に至る場所がこんな所とは まさか まさか と嘆いたのは夏の彼方 裸さながらあらわな雨傘 ならばただたださらば  行けども行けども降り積む雪ばかり 終わりは見えない ごめんねオデッセイ あの春眩い淀みない灯火 ここは寒い くださいください 木漏れ日を 木漏れ日を  失ってから気付くんじゃない気付くために失った そう言い聞かせれば後に発火して眩いユリイカ 観客席は今日も今日とて騒々しい無人だ 過去と未来が顕現する耳鳴りとスピーカー 疑いと確信の両翼で僕らは少し進む 項垂れた影が落ちる、日に焼けたリノリウム 陽の出る時を拒む、夜に住まうヒロイズム 過ぎた分は抜け目ない偽らざる一滴  誇れるものは何もない 賭けた五桁のバイト代 ありそうでも存在しない曖昧な才能の価値 一人の生身の人間が疲弊しながら進むのだ 擦り減った踵にこれまでの葛藤と苦難を想いな 未だに遠くで止むことはないあの日の8ビート 行きは勇み帰りには果てて眠る窓際のシート 我こそが陰日向に根を張り巡らせた詠み人 そう言い張る気力はまだあるかポエトリーよ  行けども行けども降り積む雪ばかり 終わりは見えない ごめんねオデッセイ あの春眩い 淀みない灯火 ここは寒い くださいください 木漏れ日を 木漏れ日を
君はまだ夏を知らないamazarashiamazarashi秋田ひろむ秋田ひろむ七月の風は人見知りしない 車の窓から手を伸ばして握手をする 思い悩みは綺麗さっぱり捨ててしまいたい 嫌味を言うほど人生は長くはない  優しい奴と強い奴は 決して決して矛盾しない そんな事より海が見えたよ 夏が終わってしまう前に  永遠に続ような夜を見たのか 繰り返す波に途方に暮れたのか 君が見るもの全ての傍らに 悲しいと美しいが佇んで 泣かせた夜を恨んだとて 躓いた小石を罵るとて 自分自身はどうか憎まないで だって君はまだ夏を知らない たった七つしか  辛いことは全部話して なんて言われても気恥ずかしいから口ごもった 日焼けの跡は誇らしげに何かの証 だけど冬には消えてしまうこと僕は知ってる  正直者と利口な奴は 決して決して矛盾しない そんな事より明日どこに行く 夏が終わってしまう前に  星座の明かりに孤独を見たのか ヒグラシの死骸に命を見たのか 君が見るもの全ての傍らに 儚いと永遠が佇んで 下らない嘘に騙されたとて 薄汚れた欺瞞に憤るとて 自分自身にどうか失望しないで だって君はまだ夏を知らない たった七つしか  掌の上の小さいスノードーム 僕から見れば 君の世界は だけどそこには僕が知らない 透明で泥だらけな季節がある 教えてくれよ 綺麗なもの 木の根に埋めた宝物とか 恐ろしい事 恥ずかしい事 僕がとっくに忘れたこと  君の横顔に過去を見たのだ その痛みには身に覚えがあるのだ 君のその全ての一挙手一投足に 思い出と未来が同居して 君の真夏の出演者になって 世界の景色が変わる海辺 季節が留まり永遠ならいいな だって僕はまだ夏を知らない たった七つしか  僕は君との夏を知らない たった七つしか
自由に向かって逃げろamazarashiamazarashi秋田ひろむ秋田ひろむ胸騒ぎは空蝉の花 夏は綺麗なソーダ色 あの子が恋する夜 僕は背景にすらなれなかった 蒸気船をぼんやり見ては 川沿いの草むらに捨て 蠅が群がっているのは きっとあの日の勇気だ  息を止めたら肺の奥で膨らむ 不安の原因はこの川下で行方知れず 夕方の空砲が鳴り響く頃に発見された 見るも無残な思い出に「そんなまさかって」泣き叫んだ  僕らの言い訳 どうか暴いてよ夕焼け 二度と自分を騙せないよう 僕の欺瞞を晒して 「いつか必ず上手く行く」 ならそのいつかを教えて 一秒も耐え難い痛みを知るなら 逃げろ、自由に向かって  朝の礼拝うまくさぼって 水車小屋で枝を削る 僕らを阻むものは“当たり前”と“それなり”だ 英雄にはなれなそうだ 僕らのあの冒険心は 幼い日の化け物屋敷 きっと置き去りにしてきた  教科書をインクで真っ黒に塗り潰して君は 「僕らが学ぶべきなのはこれだよ」って笑った あの日憎んでた大人に 僕は今日も頭を下げる あの日見下げてた大人だ「そんなまさかって」泣き叫んだ  僕らの言い訳 どうか暴いてよ夕焼け 二度と自分を裏切れないよう 僕の狡さを晒して 「いつか必ず上手く行く」 ならそのいつかを教えて 一秒も耐え難い痛みを知るなら 逃げろ、自由に向かって  巨大なリバークイーン号が太々しく川を行く その横をちっぽけな筏ゆらゆら 「いいか見ろよあの筏が 僕らなんだ 今に沈みそう だけど自由だ 君次第だ あの夕日を 撃ち抜くのだって」  夕焼けに誓ったんだ  僕らの言い訳 どうか暴いてよ夕焼け 二度とあの日に恥じぬように いつでも思い出させて 「いつか必ず上手く行く」 ならそのいつかに会わせろ 一秒も耐え難い痛みを知るなら 逃げろ、自由に向かって
スワイプamazarashiamazarashi秋田ひろむ秋田ひろむやくざのバイトで密漁 溺れて死んだ上級生 昔はやればできる子 憑りつかれたなら手遅れ 自殺者は年何万人 多重債務者の行く先 孤独死は何パーセント 記事では見えない想いないがしろ ガスってる山景、薄青 パッキングした幾つかの 思い出は捨てる 故郷の名も無き商店の屑かご 逃げられない 町の馴れ合い 半ば投げやり 駆けど宛てない 外は嵐で誓う決別 君は温い部屋で眠ってる  不景気な地方自治体 おばあちゃんかかる特殊詐欺 週明け上がる水死体 大人のせいで子供死んだり 全て忘れて踊れと怒鳴る祭り囃子 平穏の舞台裏に 出番を待っている死神 市民を殴る警備隊 不正も手当たり次第 砲弾発射の耳鳴り 都市近郊の軍事支配 逃れられぬ町で 僕らせめて夢を見たい 誰もが背負う生き恥 だから濃い夕日の色彩  暮れる 暮れる 暮れる陽を止めろ  絶えない勇気は篝火 煌々と君の喉仏を照らす だけど同時に苛立たしい ゆらゆらと揺れる陰が君を妬む やむ を得ずを選んだ手段に いつか選ばれる未来はぬかるみ やるしかないをやっただけ 手も真っ赤に染まった朝焼け 従って右ならえ そうすればありつけた端金 そんで支払ったのは幸せ 卑下で埋める部屋の隙間風 こっからもう一歩 抜け出す為の微かな希望 君の笑顔で癒えた傷がある 次は必ず上手くやる  不景気な地方自治体 おばあちゃんかかる特殊詐欺 週明け上がる水死体 大人のせいで子供死んだり 全て忘れて踊れと怒鳴る祭り囃子 平穏の舞台裏に 出番を待っている死神 市民を殴る警備隊 不正も手当たり次第 砲弾発射の耳鳴り 都市近郊の軍事支配 逃れられぬ町で僕らせめて夢を見たい 誰もが背負う生き恥 だから濃い夕日の色彩  暮れる 暮れる 暮れる陽を止めろ  ついに見えてきた出口 心なしか鳥たちもさえずり 上手くやれてる自分に驚く まさかあの日と地続き このまま君と手繋いで 胸躍る期待と未来へ けどすり抜けたこの手もしかして いつかの罪悪で血まみれ いつか僕も数字になる スワイプで過ぎ去る記事になる ここに存在する確かな想い 数行で語られる幻 泥沼の悲しみも どん底の喜びも 強奪された怒りも リライトできないシナリオ  不景気な地方自治体 おばあちゃんかかる特殊詐欺 週明け上がる水死体 大人のせいで子供死んだり 全て忘れて踊れと怒鳴る祭り囃子 平穏の舞台裏に 出番を待っている死神 市民を殴る警備隊 不正も手当たり次第 砲弾発射の耳鳴り 都市近郊の軍事支配 逃れられぬ町で僕らせめて夢を見たい 誰もが背負う生き恥 だから濃い夕日の色彩  今日をスワイプ 今日をスワイプ あらすじに閉じ込められた生涯 今日をスワイプ 今日をスワイプ 忘れ去られた叫びと贖罪
俯きヶ丘amazarashiamazarashi秋田ひろむ秋田ひろむいつかがまだいつかであったとき 擦り減ったため息を束ねては積んだ 車両倉庫の雨音に 昔日の車輪は錆びて軋むばかり 昨日が愛おしいと泣いたら 昨日はそのまま意味で過去となった 自分を許すことに骨が折れる そういう風にできてないって 歯車と歯車が悲鳴を上げる サイズ違いの平日に 袖を通す夜行性の虫 国境を越えることを夢見て その短い手足を痙攣させて ああ我が故郷の 遠きエアレンデル 置いてきてしまった 未熟な涙が スペクトル観測にて発見された  枯れて咲く 痛みに似た 生命のほとばしり 忘れ去る 上空の地層に 埋めた亡骸を 掘り返して 掘り返して ただ暴いて 連れ帰る 掘り返して 掘り返して 腐敗として 連れ帰る
カシオピア係留所amazarashiamazarashi秋田ひろむ秋田ひろむ生後間もない詩を引き連れ 桑の枝に旋律を括り付け 制服の丈に似合わない 言葉らを鞄に忍ばせて カシオピア係留所の灯りの下  逃れられない君の影の常に逆に 進むべき光 生まれながらに記されてた 足元にある宇宙の影絵 カシオピア係留所の灯りの下  秘めた意志 急かす未知 受け取って手渡すこと 身を焦がした この好奇心が身を滅ぼすと 知ったとしても  消えたりしなくて どうせ灰になるなら いっそ書きとめて 深く沈める 冷たくなる 胸の奥の方 胸の奥の方 この世にあるほとんどのものが 成し遂げた奴らの血の跡としたら この痛みだけは彼らと似ている 躊躇せず それを書き足せ その痛みは共通言語だ  夜空を塞ぐ星座に睨まれて 大きなものの一部だと悟った だけど迷い、選ぶ意志は 自分の中にあると知って カシオピア係留所の灯りの下  届かないならそれでいい 果たせないことが辛いよ 願うことも吹き消したとき 訪れた闇 でも本当は  消えたりしなくて どうせ灰になるなら いっそ書きとめて 深く沈める 冷たくなる 胸の奥の方 胸の奥の方 長い旅路 多くの涙と 苦悩の果てに やっと見つけた 原型も時に 容易く盗まれて 痛てえと笑い それを書き足せ その痛みは共通言語だ  それはまだ空が語る以前の 願い達が残した書置き 痛みの堆積が歴史だ それが僕らの最初の武器 カシオピア係留所の灯りの下  息を止めないで どうせ灰になるなら いっそ燃やして 駆動する鼓動 残さず遺す 胸の奥の方 胸の奥の方 この世にあるほとんどのものが 成し遂げた奴らの血の跡としたら それに立つこの言葉は 過去の誰とも違う 自惚れて それを書き足せ その痛みは共通言語だ
超新星amazarashiamazarashi秋田ひろむ秋田ひろむどこの誰だと問われ行く道を指さす 野望はあらすじより似付かわしい背表紙 今日の風はどうだ けぶる都市の荒野 itunesに弾を込めろ 銃座にアイロニー やった分の金は貰う だけど手にしたいのは 金で買えないもの だからこその出来事 喜び、ほころび 花は芽吹く泥濘 まさかとよもやが明日以降待つきっと  病んだって生きる為に笑う笑う 幸、不幸も生きていれば代わる代わる 行けるとこまで行く 行けるとこまで行く  失ったらもういいぜ 僕だったら超新星 眩しく輝いて 消えても消えない夢 駄目だったらもういいぜ 灰になれ超新星 目が眩む残像を 空の隅に残す 見上げてくれ葬式で  君の姿夕景 儚いその縁取り 涙こらえる瞳 祈りだけが付き添い 弱いと認めたとき味方になる無知の知 あやふやな勇気に、かさぶただある意味 君は輝く だけど絡まる 軋轢には憚る けど余計胸は高鳴る 早まる 覚えといて損はない「世の中そんな甘くない」 知った風な奴らは世の中代表じゃない  最悪な予感ばかりが付きまとい 君は夜に仄明るい月纏い どこまでも羽ばたけ どこまでも羽ばたけ  失ったらもういいぜ 僕だったら超新星 眩しく輝いて 消えても消えない夢 駄目だったらもういいぜ 灰になれ超新星 目が眩む残像を 空の隅に残す 見上げてくれ葬式で  報復が好物 隙を狙うローンウルフ 温みを知り頬擦る 子供の毛で血を拭う 幸福は過ぎた願い 目を背けた青空 虚飾も卑下も脱いで なお残る我が身アートマン 涙目 ありったけ 見たまんま傷だらけ 情けねえ姿で今日の生身を歌え 誰が為鳴る鐘 闇を穿つ雨だれ あなたへ突き刺され あと少しだ朝まで  所有権は僕以外あり得ない 一小節で世界凍り付かせたい これは手放せない これは手放せない  失ったらもういいぜ 僕だったら超新星 眩しく輝いて 消えても消えない夢 駄目だったらもういいぜ 灰になれ超新星 目が眩む残像を 空の隅に残す 見上げてくれ葬式で
クレプトマニアamazarashiamazarashi秋田ひろむ秋田ひろむ振り向いたって何もない テザードみたいな出来損ない 今までさよならした人達 無事を祈ったって独りよがり したためる手紙は下手くそ でも伝わったんだ願うと 言語と海、越えた暗喩の末路 国境破りエスペラント  いつか言われた負け犬の歌 それを担保にむさぼった 書き下ろした数千行と等価 最後につじつま合わせる僕等 ここが始まり 今日が旅立ち 君は幸い 死んじゃいない 他は知らないこれさえあれば どうせ死ぬなら世界の果てだ  こっから先の事は知らない 全てが上手くいけばいい こっちは大丈夫 大丈夫 人の心配なんてしなくていい うるさいときは耳を塞げ 好きに歌う理想だけ どうでもいい どうでもいい この世のほとんどはどうでもいい  もう消えたい もう消えたい 底知れない トロイメライ 夢をくれ もっとくれ 目隠しをしたって手遅れ 失うものなどとっくにない 元はと言えば生きてる死体 想像はし難い生き様 騒々しく名乗るスピーカー
ディザスターamazarashiamazarashi秋田ひろむ秋田ひろむ始まりは得てして些細だった 無知で非常識な夢想家 持たざる者特有の 怖いものなしの一歩 誰もが授かる訳ないギフト 限られてる手札くしくも 理解者ゼロだからひたすら 自殺志願者 オア 開拓者 青年のディザスター  無我夢中が貫く昼夜 鬱憤を打ち付けるシューター 「おまえじゃ無理」とのたまった 疑念の眉間を撃ち抜いた 共感と支持が伝播して 見ず知らずが共犯関係 伸るか反るかで伸る選べば 少なからず挑戦者  名シーンだけの人生じゃいられないな 不成功がもたらす栄光 延々待っても来ない順番は 不名誉が僕らの名誉で ディザスター 危機が訪れて あれがはじまりだとのちに知るんだよ 笑えてくるぜ 笑えてくるぜ  憧れ 現実 過去 現在 収支と事情 照らし合わせ 「今思えば」が彩る数多くのディスコグラフィ 肩書は進行形の作品 止まる訳いかない疲れたで 価値は語れない数字と金 昼夜逆転のダメ人間 歪んだ分濃い陰影  無力感がうるさい夜は ヘッドフォンで耳を塞いだ くそくらえと罵った声 自分に刺さり抜けない棘 もういいかと腰を下ろせば そんなもんかと夢が笑った 没後評価されて喜ぶ 作家なんているもんか  名シーンだけの人生じゃいられないな 不成功がもたらす栄光 延々待っても 来ない順番は 不名誉が僕らの名誉で ディザスター 危機が訪れて あれがはじまりだとのちに知るんだよ 笑えてくるぜ 笑えてくるぜ  嵐の前、靴紐きつく 朝方の荒野の沈黙 向かい風に背を預けたら 図らずも追い風になった 困難はふいに訪れて 野望とか動機を試す 人が押し付ける褒章は 心底くそくらえ  名シーンだけの人生じゃいられないな 不成功がもたらす栄光 延々待っても 来ない順番は 不名誉が僕らの名誉で ディザスター 危機が訪れて あれがはじまりだとのちに知るんだよ 笑えてくるぜ 笑えてくるぜ
まっさらamazarashiamazarashi秋田ひろむ秋田ひろむ嵐に飲まれた次の朝 全部を失くして棒立ちだ 生まれたばっかの赤ん坊は きっとこんな気分だから泣くんだ 蛇口をひねって水を飲む 死にたいときでも喉は乾く 身体は足りないものを欲する 頭はいっぱいだと減らしたがる  できればシンプルに生きたいな 大事なものは一個でいい そう思っても増えてゆく 大事なものに苦笑い 守りたいゆえに投げやりな 無鉄砲も憚られるもんで それを臆病と言われんなら そう墓石に刻んで構わない  落ち葉を鳴らし歩く くたびれた町を撫でる 木枯らしが慰める きっと明日は雪だよ  君の目は真っ赤だ 何があった涙 泣きじゃくってまっさら 生まれ変わる明日 期待なんかしないと言ってたくせに 悲しくなってる馬鹿野郎 涙と後悔の落書きみたい 白紙に戻れない僕らだから  これまで傷つきすぎたから 多くは望まないってのは分かる だけどときたま訪れる 喜びにも眉をひそめて くさして、貶して、唾吐いて 捻じれた心に見失う 本当の自分なんてもんはいつも ゆがみの根元に雲隠れ  見上げた飛行機雲の 出所が見つからない だけど存在したのは 確かだ 確かだ  君の目は真っ赤だ 何があった涙 泣きじゃくってまっさら 生まれ変わる明日 これからの事は分からない 分からない事には怯えない 明日なんかに汚されはしない 白紙に戻れない僕らだから  嵐の晩に僕は願う 全部消えろとそっと願う 消えたら消えたできっと泣く 最悪な僕を押し込める 明日はいいことがあるって 根拠がないと不安になる だから根拠を探している 見つからないから泣けてくる  君の目は真っ赤だ 何があった涙 泣きじゃくってまっさら 生まれ変わる明日 描きなおせない絵画か 消しゴムのない長編小説 今日までに今日からを上書き 白紙に戻れない僕らだから
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