amazarashi「夕日信仰ヒガシズム」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
ヒガシズムamazarashiamazarashi秋田ひろむ秋田ひろむ上野 秋葉原 東京 押し合って生きる資格を得ろ ディストピア脱走 生存競争 先延ばしした生に未練はない カラスの声に メッチェンの笑み 性的不備、溜め込む6.5 畳 総人類反社会的 冒涜、不道徳の極み  あくまで未定の生存 「自分を大事に」とかって正論 言いたいだけだろ もううるせえよ 俗っぽさを崇めた世間の負債 人を嘲り 偽悪の無罪 潰した野花かつて飛ばした種子 地下鉄ひとすじ蜘蛛の糸 誰も群がらぬ蜘蛛の糸  星空と人々の距離の虚しさを 埋めるように差し込む夕日の赤が綺麗だ  ヒューマニズム レイシズム 陽が沈む 今日も沈む 有限の区切り、印として いざこざの間に陽が沈む 瞳の色 肌の色 髪の色 互いを見ろ 僕が僕として生きてる理由を 身に纏う証明 実存 実存 実存  憎しみあってばっか 血の気の多い平和主義ばっか 自由崇拝ゆえ、規律に発火 がれきに下敷きの人の営み 立ち消えるライン 神様不在  行くか戻るかなのなのなのなのな 先にたたず後にたち並ぶ 墓標みたいなビルと後悔  後何年 何ヶ月 何時間と 逆算した人生に 追いつめられて  ヒューマニズム レイシズム 陽が沈む 今日も沈む 世々、最小単位の死として ただ身代わりに陽が沈む 裁きたがり 泣きたがり 死にたがり 晒したがり 僕が僕として生きてる理由を 選び取る証明 実存 実存 実存  秋の砂浜にビーチサンダル ストーブの中 去年の灯油 いつ終わるとも知らないが 今日が確かに終わる事 明日も笑える不確かさ それでも約束繰り返し 曖昧な未来でまた会える 明日、多分、必ず、会える  夕日の前では誰もが等しく 赤く染まる罪と罰 夕日信仰ヒガシズム 全ては消え行く 脆くも崩れさる 有限の一区切り 夕日信仰ヒガシズム  ヒューマニズム レイシズム 陽が沈む 今日も沈む 善悪も我関せずとして 今日も今日とて陽が沈む 夕日の赤 死地の赤 嘘の赤  血潮の赤 僕が僕として生きてる理由を 身に宿す証明 実存 実存 実存
スターライトGOLD LYLICamazarashiGOLD LYLICamazarashi秋田ひろむ秋田ひろむ僕らを取り囲むあらゆることに特別な事なんてない この手の中偶然の振りして居座る宝物も 出会うべくして出会った 奇跡のように光はなった ガラクタも 重なれば 僕を形作った もう駄目だって挫けそうな 時にだけ輝くものが つまり いつだって胸の奥に眠ってる  屑みたいな ゴミみたいな 小さな星を見つけたんだ 掴めはしなくても その明かりで 僕らは 前に進むよ  夜の向こうで何かが待ってて それを照らして スターライト 情熱 希望なんでもいいけど 僕らはここに居ちゃ駄目だ 片道切符は承知だジョバンニ 涙は捨てろ スターライト きっといい事ばかりじゃないけど だからこそ 僕らは行くんだよ  ここまでの旅路を思い出してよ 胸が張り裂けそうな別れも 死にたい程辛い時だってあったろう いつだったろうその度自分になんて言い聞かせてきたか 「ここが始まりだ 始まりだ」って 涙こらえたよ 終わりがどこにあるかなんて 考えるのはもう止めた つまり 言い換えれば全部が 僕次第  屑みたいな ゴミみたいな 小さな僕だって光るから 見つけて欲しいんだよ この声を 今すぐ空に投げるよ  夜の向こうで誰かが待ってて それを見つけて スターライト 愛だ恋だって解らないけど 僕らは一人では駄目だ 愛する人は守れカムパネルラ 弱気は捨てろ スターライト きっと悪い事ばかりじゃないよ 隣に あなたが居るなら  星めぐりの旅は続く 続く 終わらない オリオンの右肩で歌う 歌う 鷲は紅い目玉 泣くな 泣くな 旅人よ 故郷の姫りんごついばんだ 鳥になるか 鳥になるか そんな 夢をみたよ 涙も枯れたよ  夜の向こうに答えはあるのか それを教えて スターライト 失望 挫折うんざりしながら それでも 何かを探してる 近づけば遠くなるカシオピア 今は笑えよ スターライト いつか全てが上手くいくなら 涙は通り過ぎる駅だ
もう一度GOLD LYLICamazarashiGOLD LYLICamazarashi秋田ひろむ秋田ひろむバイトの面接ばっくれて 雨雲眺めて不貞寝さ ビールの空き缶で膨れた ゴミ袋で夢も潰れた どっかで諦めていて 無表情に生きている あまりに空っぽすぎて 途方に暮れちまうな 彼女が帰って来るまでに 言い訳を急いで思案する 何やってんだってしらけて どうでもいいやって居直る そうだこの感じ 今まで何度もあった 大事なところで僕は 何度も逃げ出したんだ  昨日から雨は止まない このままでは終わらない 敗北 挫折 絶望がラスボスじゃねえ 自分自身にずっと負けてきた 勝てない訳ないよ自分なら 僕が一番分かってる 僕の弱さなら  もう一度 もう一度 駄目な僕が 駄目な魂を 駄目なりに燃やして描く未来が 本当に駄目な訳ないよ もう一度 もう一度 僕等を脅かした昨日に ふざけんなって文句言う為に 僕は立ち上がるんだ もう一度  ここには希望も救いもない 分かってんならどっか行けよ 「昔は良かったな」なんて そりゃ白旗を振るって事 どっかで陰が落ちれば どっかに光は射すもの どこに立っているか位で 不幸せとは決まらねえ  昨日から雨は止まない でも傘なんて持ってない 悲痛 現実 僕らいつも雨曝しで って言う諦めの果てで 「それでも」って僕等言わなくちゃ 遠くで戦っている 友よ挫けるな  もう一度 もう一度 馬鹿な僕らが 馬鹿な希望を 馬鹿にされてこぼしたあの涙が 無駄だった訳ではないよ もう一度 もう一度 僕等を笑ったこの世界に ふざけんなって借りを返す為に 僕は立ち上がるんだ もう一度  静かな部屋の中 雨音だけが響いている どこにも行けないのか どこにも行かないのか 夢 希望 傷だらけで笑いあう友達 あの子の笑顔 全部ないよ 始まりはいつも空っぽ  もう一度 もう一度 押しつぶされる度つぶやいて ようやくたどり着いたこの場所に 正しさなんていらないよ もう一度 もう一度 あの日離れていった希望に ざまぁみろって言ってやる為に 何度も立ち上がるんだ もう一度
夜の一部始終amazarashiamazarashi秋田ひろむ秋田ひろむ歴史が夜に作られる様に 明日への通行料金 未払い、眠る病人 思索に煩悩 日付を通せんぼ 古い文庫本と思想のディベート 言葉にすれば意味が伸し掛る だからいっそ無言を決め込む孤独と  慕情は夜に 憎しみも夜に 後悔も夜に 煩雑に作られて おんなじように言葉も歌も 夜に作られて 日が昇るまでに 消されたりした気持ちもあって 息を止めて 息を止めて  眠れない夜に それなりの理由 希死念慮は慰留 夜の一部始終 眠れない夜に 寺山の詩集 逃げるのも自由 夜の一部始終 眠れない夜に 言葉の無味無臭 人として未熟 夜の一部始終 眠れない夜に ぶり返したのは意趣 それはきっと杞憂 夜の一部始終
穴を掘っているamazarashiamazarashi秋田ひろむ秋田ひろむ穴を掘っている 人生どこで間違えた 穴を掘っている 自暴自棄にスコップを突き立てる 風が唸る森 夜鷹なんかが鳴いちゃってさ まんまるな満月に 見張られてる25時  穴を掘っている あいつがとうとうしくじった 穴を掘っている これが はみ出し者の落とし穴 汗を拭っても 後悔までは拭えない 運の悪さだけは 勲章みたいに胸に張り付いてる  ぽかんと口を開けた闇に 幼い頃の幻想がちらつく 親父がよく言っていた 「悪人も天国に行けるぜ」  だって神様も悪人 だって事はガキだって知ってるぜ 泣いても喚いても祈っても こんな世界に生れ落ちたのが証拠 人生そんなもんなのかもね 諦めは早けりゃ早い方がいい 僕は僕を諦めたぜ 生まれてすぐさま諦めたぜ  穴を掘っている 友達だったあいつの為に 穴を掘っている もう動かない友達の為に ランタンの灯りで 僕の影が悪魔みたい この町の路上の 最期としてはよくある話  なんとか切り抜けられたら 全て上手くいくはずだった 親父がよく言っていた 「絶望を連れてくるのは希望」  だって神様も悪人 希望を持たせるだけ持たせて 泣いても喚いても祈っても 最後に突き落とすのがその手口 人生そんなもんなのかもね 諦めは早けりゃ早い方がいい 僕は僕を諦めたぜ 生まれてすぐさま諦めたぜ  穴を掘っている 背中に銃を突きつけられて 穴を掘っている 自分が入る穴を掘っている 全くくだらない 一生だったな笑えるぜ 頭にくるぜ なんで僕ばっかり この人生をバラバラにしちまう勢いで 穴を掘っている 穴を掘っている 穴を掘っている 穴を掘っている  どうせ僕だって悪人 だって事はガキの頃から決まってた 泣いても喚いても祈っても 生まれる場所までは選べないぜ 人生そんなもんなのかもね 諦めは早けりゃ早い方がいい さもなきゃ 馬鹿な人間になってしまうぜ その後に及んで諦めの悪い人間に  諦めの悪い人間になってしまうぜ
雨男GOLD LYLICamazarashiGOLD LYLICamazarashi秋田ひろむ秋田ひろむ酷く疲れた幾つもの顔が 車窓に並ぶ東横線の高架 僕はと言えば幸か不幸か 道外れた平日の落伍者 音沙汰ない友達と重ねる 若かった親父を空想する 河川敷を覆う黒い雲が 暗くしたのは僕の行く末か  孤独と歩む創作の日々は ぬかるんだ道で途方に暮れた 迷子が泣き叫ぶ声にも似た 「愚にもつかない弱虫の賛歌」 そう後ろ指さされる事に むきになる己を恥と言うな 暗闇と生涯暮らすには 僕はもう沢山知りすぎた  優しくされたら胸が震えた それだけの為に死んでもいいや 本気で思ってしまった 笑ってよ 笑ってくれよ うな垂れて覗き込む水溜り 映り込む泣き顔踏みつけたり 上手くいかねぇもんなんだな 今日も土砂降り そういや いつかもこんな雨だった  未来の話は嫌いだった だから約束もしたくなかった 久しぶりに電話をかけてきた 聡は酷く酔っぱらっていた 何も変わらない地元訛り 泣きそうになる会話の端々 馬鹿な世間話をした後に 約束したんだ「行こうぜ飲みに」  がむしゃらに駆けた無謀な日々を 懐かしむだけの飾りにするな 恥さらしのしくじった過去と 地続きの今日を無駄となじるな 心が潰れた土砂降りの日に すがるものはそれ程多くない だからあえて言わせてくれよ 未来は僕らの手の中  友達の約束を守らなきゃ それだけが僕の死ねない理由 本気で思ってしまった 笑ってよ 笑ってくれよ うな垂れて覗き込む水溜り 映り込む相変わらずな僕に 苦笑い一つ放り込む 今日も土砂降り そういや いつかもこんな雨だった  悲観 楽観 交互に積み木崩し 振り返る度に痛む傷口 とうの昔に忘れたはずの笑い話 乗るか反るか? 行くか戻るか? 雨か晴れるか? やるか止めるか? 勝つか負けるか? 立上がれるか? やり直せるか? 生きるか死ぬか? 「やまない雨はない」「明けない夜はない」 とか言って明日に希望を託すのはやめた 土砂降りの雨の中 ずぶ濡れで走っていけるか? 今日も土砂降り  そういや いつかもこんな雨だった
後期衝動amazarashiamazarashi秋田ひろむ秋田ひろむ「誰だお前は」と言われ続けて 赤字のライブで、だるい社会で ラジオに雑誌にインターネット 誰だお前は?誰なんだ僕は? 初期衝動もとっくに消えた 「今に見てろよ」って今も過ぎた だからと言って惰性ではなくて 言わざるをえない言葉について  バイトで散々陰口言われて 手に汗びっしょり膝が震えて 助走は長けりゃいいって言うが あまりに深い暗いどん底で 今が助走だって言い聞かせて 自分とばかり会話が増えて ついに僕は僕と二人暮らし そして気付くんだ「誰だお前は」  金も生活もどうでもいいよ 綺麗なものだけ見させてくれよ ライブ帰り浅虫の黄昏 そういう景色をもっと見たいよ 言葉は無力と誰かが言った 無力と言うのも言葉と知れば 恨み辛みも嫉妬も賛美も 全弾こめて、悲観蜂の巣だ  誰かの言葉で話すのやめた 誰かの為に話すのやめた ノルマ、売り上げ、数字じゃなくて 僕は言葉で会話がしたいよ 理想論、嘲笑うのは誰だ 歌手は理想を歌うのが常だ いいからお前さっさと歌えよ 一体全体、誰だお前は?
ヨクトamazarashiamazarashi秋田ひろむ秋田ひろむヨクトはとうとう気が触れたみたいだ 神経症的な陽光の断絶 ポリ袋の夜明けは半ば難破船 社会生活の規律に座礁する 陰口 ため口 鬱憤の捌け口 派遣 日払い 夢 労働 労働 プライドも希望もガラ袋につめた ゴミを漁るカラスが夕日に飛んだ  抜け出せない日々の泥沼に 片足突っ込んで もう全部諦めた  夢は必ず叶うから って夢を叶えた人達が 臆面もなく歌うから 僕らの居場所はなくなった ヨクトは散々失った 人としての最小単位だ カビ臭い部屋に寝転んで 世界が終わるのを夢想する  「用がないならもう電話はしないで」 昔付き合ってたあの娘は言う 僕にはすがるもの幾つあるだろう 空しくなるから考えるの止めた  泣きたいのは悔しさがあるからで 最後に泣いたのは もういつの事だっけ  誰が一番幸せか 比べ出したらもう末期だ 簡単に人を笑うなら 嘲笑はどうせ順繰りだ ヨクトは散々失った 人としての最小単位だ カビ臭い部屋に寝転んで 世界が終わるのを夢想する  ポケット地図 就業証明書 電気水道ガス請求書 時給 レシート 冷凍倉庫 愚痴 悪口 クズのショウウィンドウ 未開封包丁 2ちゃんに投稿 薄い壁の向こう側の幻聴 孤独の焦燥 やばいよどうしよう 教えてここから抜け出す方法 抜け出す方法 生きたいよもっと  僕らが道を選ぶなら 答え合わせなんてないから 誰かのせいにするのなら その誰かに生かされてるんだ ヨクトは散々失った 人としての最小単位だ どうせいつかは終わるなら せめて自分で選んだ終わり方
街の灯を結ぶamazarashiamazarashi秋田ひろむ秋田ひろむ都会の喧噪に 田舎の田園に でかい異物感に ぶれっぶれのやわな自我が なに叫んだところで鉛色の雲に 跳ねっ返り 無惨に落ちて耽る徒労感に 「やっぱりダメか」が口癖のとんま 悔しさに涙一つ落としてみろよ 今日は今日とて 追い風は路傍に落ちて 光射すのは向こう側 待ち望む埠頭から  行こうか戻ろうか進退を突きつける 現実は常にシビアで情もなく 生活費に世間体に将来の安定に 全部かけたルーレットはやおら回りだし 「勝ち負けじゃない」とは苦し紛れに言うが 勝たなきゃならぬ理由も少なからず背負った あの人の手紙に 友人との約束に 連れ添う恋人に 過去の自分自身に  一人一人消えてく街 日暮れの駅迎えは来ない 勇気も覇気も野心もない それでも生きる僕は何? 街灯から街灯へ足を引きずって 星座の線みたいに 街の灯を結ぶ 止まるでも戻るでもなくひたすらに 星座の線みたいに 街の灯を結ぶ  始めは青く眩しい夢物語 多くの少年が未来へと勇み へましたって転んだって泣いたり笑ったり それを青春と呼んで社会へ旅立ったり 次第に脱落者は増える一人また一人 逃れられぬ幼児性 モラトリアムの闇 残りわずか数人の馬鹿が傷を舐め合い 気付けば一番馬鹿な僕が一人  一人一人消えてく街 日暮れの駅迎えは来ない 勇気も覇気も野心もない それでも生きる僕は何? 街灯から街灯へ足を引きずって 星座の線みたいに 街の灯を結ぶ 止まるでも戻るでもなくひたすらに 星座の線みたいに 街の灯を結ぶ  振り返ってもなんもねえ 綺麗なだけの思い出 この回り道がいつか僕を救ってくれる日まで 過去に勝つ為の今の僕になる為に 今に勝つ為の明日の僕になる為に 生き残ったのか 取り残されたのか なんにしても過ぎた人の顔は忘れない ありがとう さよなら 昨日を捨てた僕が 桜散った夜の五反田を歩いてる  一人一人消えてく街 日暮れの駅迎えは来ない 勇気も覇気も野心もない それでも生きる僕は何? 街灯から街灯へ足を引きずって 星座の線みたいに 街の灯を結ぶ 止まるでも戻るでもなくひたすらに 星座の線みたいに 街の灯を結ぶ
生活感amazarashiamazarashi秋田ひろむ秋田ひろむ国道の 照り返し 尖る 青空に 銀河の幻想 北極星の 生活感 ストーブにくべる 深雪の 一夜 縷々として 立ち昇る 煙に 百日咳 巌々山の 袂の森に 幾千年に一度の 月夜 溜め息一つの 請求書 あの娘が 眠る 静寂が 映る 密林を 描いた壁紙に 世界を渡る 蚰蜒  僕の歌にしつこい汚れ 僕の歌にしつこい汚れ 僕の歌にしつこい汚れ 喜びの歌に 歌に
ひろGOLD LYLICamazarashiGOLD LYLICamazarashi秋田ひろむ秋田ひろむひろ お前に話したい事が 山ほどあるんだ聞いてくれるか? 何度も挫けそうになった事 実際 挫けてしまった事 お前の好きだったセブンスターを 吸うのも肩身が狭くなったし 彼女も「禁煙しなきゃね」って 言うもんだから まいるよな  あの日と同じ気持ちでいるかっていうと そうとは言い切れない今の僕で つまりさお前に叱って欲しいんだよ どんな暗闇でも 照らすような強い言葉 ずっと探して歩いて ここまで来ちゃったよ  もう無理だって言うな 諦めたって言うな そんな事僕が許さねえよ 他に進むべき道なんてない僕らにはさ お似合いの自分自身を生きなきゃな いつも見送る側 それでも追いかけた 間に合わなかった夢を憎んだ でもお前の居ない世界でも なんとかなるもんだ それが悲しい お前はまだ19歳のまま  やりたい事をやり続ける事で 失う物があるのはしょうがないか やりたい事も分からなくなったら その後におよんで 馬鹿みたいだな  どんなに手を伸ばしても届かないと思ってた 夢のしっぽに触れたけど 今更迷ってしまうのは 僕の弱さか 日の暮れた帰り道 途方も無い空っぽに 襲われて立ちすくむ 都会の寂寞に  もう無理だって泣いた 諦めたって泣いた でもそんな物きっと自分次第でさ 他に進むべき道なんてない僕らにはさ お似合いの言い訳を選んでただけ いつも見送る側 それでも追いかけた 諦めかけた夢を掴んだ でもお前の居ない世界じゃ 喜びもこんなもんか それが悲しい お前はまだ19歳のまま  今年も僕は年を取って お前は永遠に19歳で くだらない大人になってしまうのが 悔しいんだよ 悔しいんだよ なぁひろ 僕は今日も失敗しちゃってさ 「すいません、すいません」なんて頭を下げて 「今に見てろ」って愛想笑いで 心の中「今に見てろ」って なぁこんな風に かっこ悪い大人になってしまったよ だらしのない人間になってしまったよ お前が見たら絶対 絶対 許さないだろう? だから僕はこんな歌を歌わなくちゃいけないんだよ  ガキみたいって言われた 無謀だって言われた それなら僕も捨てたもんじゃないよな 誰も歩かない道を選んだ僕らだから 人の言う事に耳を貸す暇はないよな いつも見送る側 なんとか飛び乗った 身の程知らずの夢を生きている でもお前の居ない世界じゃ 迷ってばかりだ でも それもガキらしくて 悪かないのかもな 僕は歌うよ 変わらずに19歳のまま
それはまた別のお話amazarashiamazarashi秋田ひろむ秋田ひろむあれから僕ら幾星霜 始まりが遠くに霞む 国道の朝焼け 浅虫の黄昏 辛い事 泣いた事 笑った事  一つが二つあって 手を結んだら一つで 二人が分かち合って 一つずつの夢 悲しみのない世界で 眠って 眠って 明日の事とか それはまた別のお話  冷たい雪の粒が 思い出を積み上げる夜 君は優しく笑う 春を待つ想望 ストーブがしんと鳴る部屋の中  一つが二つあって 名を呼び合えば一つで 二人が分かち合って 一歩ずつの歩み 悲しみのない世界で 眠って 眠って 明日の事とか それはまた別のお話  辛い事も 泣いた事も 笑った事も 赤くなる 夕焼けがやってくる頃に 僕らは皆赤くなる  いい人も 悪い人も 怒った人も 赤くなる 夕焼けがやってくる頃に 等しく皆赤くなる  一つが二つあって 笑い合えたら一つで 二人が分かち合って たった一つの願い 悲しみのない世界で 眠って 眠って 明日の事とか それはまた別のお話
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